http://limestone.blue.coocan.jp/outdoor/iroiro/aba/aba1.htm
【阿波村のはなし 2/3】尾所の桜 |
尾所と書いてオソと読みますが、尾所川近くにある見事な一本桜で、あたかも大ケ山を従えるように屹立し、壮大にして艶やか、それでいて素朴。やはり桜は一本桜に心が惹かれます。 樹高13m、目通し4.8m、推定樹齢500年といわれ、ヤマザクラでは岡山県随一の大きさということです。 よく見るとノキシノブやツタウルシが着生しており、自然の営みの連鎖に思い至ります。 かつてこの地に立ち寄った修験者がここで休息をとりますが、その時、杖を残して出発してしまい、その杖が根付いて桜の花を咲かせたという言い伝えがあります。 | 【拡大写真】
|
この記事は「阿波村誌」を参考にさせていただきました。 |
大高下ふるさと村 |
旧阿波村には懐かしい民家が残っています。 村の中央には大高下(オオコウゲ)ふるさと村といって、昔の民家を民宿にしたり展示館にしたりして、観光に活用している地域があります。 旧阿波村ならではの本当に長閑な雰囲気で、先日訪れた時も民宿の庭で、関西から来られたお子様づれのご家族が、夕暮どき、のんびりと過ごされている景色を見かけ、ほのぼのとした気持ちになりました。 |
民宿「おおすぎ」
| 民具展示館
|
阿波八幡神社 |
主祭神は誉田別命(ホンダワケノミコト:応神天皇)で、足仲彦命(タラシナカヒコノミコト:仲哀天皇)、息長足媛命(オキナガタラシヒメノミコト:神功皇后)が配祀されています。 社伝によると文武天皇の慶雲2年(705)に大ケ山東麓の米山に鴨神社として開かれ、その後大同元年(806)に宇佐八幡から八幡神を勧請・合祀、現在の場所に移遷したということです。 弘治4年(1558)には、尼子晴久が中国経略に際して戦勝祈願のため社殿を焼き払い、後に同じ尼子が戦勝報恩のため、再建しています。 |
かつての社殿は壮大で、矢筈城々主草刈景継は鬼門鎮護のため社領を寄進、津山藩森家も艮(ウシトラ)の鎮護とするなど、この地の大宮として崇められていました。 11月3日に行なわれる秋季大祭の花祭りでは、氏子の8地区から奉納された、造花などで飾られた8つの「花」と呼ばれる出し物が、激しい練り合戦を繰り広げます。別名「けんか祭」ともいい、岡山県の重要無形民俗文化財に指定されています。 また境内には樹齢数百年を越えるスギの巨木が多数あり、この神社の歴史を静かに物語っています。 |
|
この記事は阿波八幡神社境内の案内板と、「阿波村誌」を参考にさせていただきました。 |
0 件のコメント:
コメントを投稿