神阿多都比売(カムアタツヒメ)
2018年04月20日 公開
翌日は、女房殿の用事が終わるのを待って、三嶋大社へ出向く。
ここの祭神は大山祇(オオヤマツミ)と、事代主(コトシロヌシ=恵比寿様)で、アタ族の族長だった大山祇の娘・木花咲耶姫の別名が、神阿多都比売(カムアタツヒメ)。むしろこちらの呼称の方が"本名"だったのでは? と思える。
一方の事代主の父親は、大国主(オオクニヌシ=大黒様)。出雲から関西(兵庫、京都?)を経て、伊豆半島にたどり着いた事代主は、賀茂郡のいわれとなったカモ族の族長だとされている。
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本来、綿津見(ワダツミ=海神)の大神だったアタ族の族長が、苦手なはずの山へと入り、大山祇(大権現=天狗)となったのは、後から来たカモ族との戦いに敗れたから…、そんなふうに考えられている。
紀元前2世紀頃。伊豆半島全域で、産鉄をめぐる覇権争いに明け暮れた両者が、今は仲良く、この歴史ある神社に祀られている。
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参拝を済ませ、ここでも身を守るもの(お守り)を買い求めた。
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(※家族3人のお守りは、母の実家に行った際、群馬県の雷電神社で購入してきました)
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