2026年6月20日土曜日

旧正月の久高島〈3〉アカララキの隠れ女神 : 追跡アマミキヨ

旧正月の久高島〈3〉アカララキの隠れ女神 : 追跡アマミキヨ

旧正月の久高島〈3〉アカララキの隠れ女神

正月元旦の盃事が行われている外間殿を覗いた後、
さてどこへ行こうか? と自転車を漕ぎ出したところで、
神人(カミンチュ)のKさんにバッタリ会った。
知る人ぞ知る現代の神人。その霊力を頼り各地から来客がある。

挨拶の後「きょうは?」と聞かれたので、とっさに言った。
「アカララキへ」。するとまた、思わぬ質問が口を突いて出た。
「アカララキとアラハバキは同じ神様ですか?」

新暦の正月、瀬織津姫神に参拝してからというもの、
いつも頭の隅にあったのは、確かにそのことだった。
封じられた縄文の女神・瀬織津姫=異名同神のアラハバキ
=アカララキ? 御先(上古代)天孫氏王朝の存在は、
沖縄にも縄文の女神が祀られていることを暗示している。

「んー」と首を傾げた後、Kさんはおもむろに言った。
「まったく同じではない。しかし、本質は同じ神です」

というわけで来たアカラムイ(森)、の横の道。ここに自転車を置く。
すぐ下は、王府時代に君之泊(ちみんとぅまい)と呼ばれた港。
巡礼時、聞得大君はアカララキ(嶽)にお参りして島に入ったという。
旧正月の久高島〈3〉アカララキの隠れ女神_a0300530_4413674.jpg


正月元旦午前のアカララキ(アカララキの説明はこちらにも)。
正しくは「アカラの神」は普段と変わらない表情で在った。
アカララキは「門の番」(じょうのばん)。そして再生転生を司る女神。
秘祭イザイホーでは、久高殿の神アシャギの奥に「出張」して祀られた(こちら)。

外間殿からお祝いの謡いと三線と島人たちのざわめきが聞こえてくる。
お賽銭なし、お線香なし、祝詞なし、この上なくシンプルな正月参拝。
旧正月の久高島〈3〉アカララキの隠れ女神_a0300530_442957.jpg

ふとアカララキの裏側が気になり、回り込んで、驚いた。もうひとつの
御神体石が隠れていた。祠の真裏。祠との間に香炉に見立てた貝皿まで。
旧正月の久高島〈3〉アカララキの隠れ女神_a0300530_4423073.jpg


アカララキにも奥宮があったとは知らなかった。
私たちは、神社本殿の奥宮には、隠れ神がいることを知っている。
私が昨年来訪れた古社にも奥宮があった。籠神社には真名井神社があり、
出雲大社に素鷲社(そがのやしろ)が、宇佐八幡宮には大元神社があった。
また伊勢神宮の内宮奥には、瀬織津姫が祀られる荒祭宮が控えている。
語り部に電話すると、
「アカララキはアラハバキを隠していたのでしょうね」と、言った。 

思いがけない発見にア然としつつ、島の御嶽・拝所を回る。
始祖・ファガナシーが禊ぎをした西海岸の川泉ヤグルガーへも。
ヤグルガー付近から本島(正面)と島の南部方向(左)を望む。
そして、もう一度アカララキへ行ってみようかなと、思った。
旧正月の久高島〈3〉アカララキの隠れ女神_a0300530_7474922.jpg

久高島で蛇神を祀る〈1〉 : 追跡アマミキヨ

久高島で蛇神を祀る〈1〉 : 追跡アマミキヨ

久高島で蛇神を祀る〈1〉

神の島の君泊(ちみんとぅまい)にあるアカララキ。
アカララキ神の名を、なぜアラハバキ神の転訛だと考えるか
については、また改めて……。

さて、アカララキの神は、イザイホーにおいてはナンチュ(神女)
が籠る七つ屋の横に“出張”した。
「門番として」との説明は、外間ノロのウメーギ(補佐役)西銘シズさん
の話を比嘉康雄氏が記録したものだが、小川克己・川上幸子氏の著
『神の島 久高島』(1993年、汐文社)にも、以下の記述がある。


久高島のヤルイ(小屋)の西側にある小さなヤルイは「アカラムイ」
(アカララキの森)。力は強いが、気性の激しい神様なので、
この神を受けるナンチュはいません。そのためか、
ナナツヤーの中でも特別な扱いです。


アカララキ=門番。
語り部に聞いていみると、違う伝承があった。
「門の番」は「じょうのばん」と読むそうで、
魂の新生・転生・再生を司る創生神という意味だという。
そうならばと、思い当る話があった。

久高島に住むあるおじいは言った。
子どもの頃、おばあさんに連れられアカララキでお祈りをしたと。
おじい(祖父)が死にそうになった時のこと、
浜で広げた両手をおばあと繋ぎ、アカララキに向って立ち、
「おじいを助けて」「マブイ(魂)を抜かないで」と拝んだ。
すると、おじいは奇跡的に元気になったと。
逆に、アカララキに拝んでも治らない場合は諦めるしかないという。
「生命はアカララキが握っている」のだと。

イザイホーはアカララキの神なくしては成り立たなかった。
イザイホーとは神女たちが祖先霊を受け継ぐ「魂のリレー」。
祖霊を降ろし、身の内に再生して初めて「神女就任」となる。

「神女就任」の祝いが「朱リィキー」という儀式。
根神(にーがん,男性神役)から、頬に朱の刻印が押される。
そして、厳かに喜びの円舞が始まる。

朱リィキーの円舞(比嘉康雄氏著の前掲書より)。
こうした写真や、ビデオ映像で見る限り、
真円というより渦のような円になって舞っているのが分かる。 
久高島で蛇神を祀る〈1〉_a0300530_3404086.jpg


円舞は蛇がトグロを巻く様子の再現であると指摘したのは、
最後のイザイホーを取材した民俗学者の吉野裕子氏だ。以下引用。

祭りの中にいく度も二重の輪が形成されるのは
トグロを巻く蛇のゆるやかな動きの擬きであろう。
(『蒲葵と蛇と北斗七星と』1979年2月、沖縄タイムス、新聞連載)

日本の古代信仰について著書『蛇』(1970年、学生社)を残した
吉野氏ならではのイザイホー考察。その祭祀場である
久高殿にバイカンヤー(イラブーの薫製小屋)が在る意味は大きい。

イザイホーの祭場だった久高殿・御殿庭(うどぅんみゃー)。
左から、イラブーの薫製場であるバイカンヤー、神アシャギ、シラタル宮。
久高島で蛇神を祀る〈1〉_a0300530_7235252.jpg


神女たちはバイカンヤーの前で、いわば蛇神に見守られて円舞した。
吉野氏はこうも述べた(同紙)。「イザイホーは島の成女が、
人間の身でありながら蛇に昇格する儀式として見ることも可能である」

現在も、獲られたイラブーは、
バイカンヤーの裏にある長型の箱で薫製される時を待つ。
イラブーは1ヶ月以上も生きるという。王府時代、国王に献上された。
中を覗かせてもらったことがある。何百匹もの蛇が隙間なく絡み合い、
しかし休まずにうごめく様に、まさに不死の生命力を見る思い。

古くは、バイカンヤーにはシラタルの火の神が祀られていた。
戦後、「神様を薫製小屋で祀るわけにはいかない」とシラタル宮を建て、
移したが、そのことは逆に古代より蛇神と太陽神が同一視されていた証し。
久高島の始祖・シラタルは、その神霊を継ぐために島に渡ったのだ。


日没前、ミナーラ川を覗く。イラブーガマの近く。
ここにもイラブーは産卵のため現われる。
イラブー漁は旧暦6月末から10月頃、深夜から朝にかけて行われる。
昔は、冬の間も漁が続いたという。
久高島で蛇神を祀る〈1〉_a0300530_7291356.jpg

沖縄県久高島にはアラハバキと同一神とされるアカララキの祠がありますね。

沖縄県久高島にはアラハバキと同一神とされるアカララキの祠がありますね。

以前青森の方とXで話していて方言でも沖縄言葉と津軽弁に共通点があるのを知って驚きました。
沖縄:私(ワ)あなた(ナ)津軽弁:私(ワ)あなた(ナ)括弧内は方言です。
東北地方や関東地方を中心に信仰があったとされる謎の古代神 #アラハバキ

日本の記紀神話(古事記・日本書紀)には登場せず、「その姿・起源・何の神なのか」も全てが不明で「アラハバキ」という名前だけが現在まで語り継がれています。

東北各地には「その名前にアラハバキを冠する神社」や「縁起・由来にアラハバキへの言及がある神社」がいくつか現存しており、微かな痕跡を辿ることができます。

分布する地域から「東北地方に住んでいた蝦夷(エミシ)の神で、朝廷による征夷の結果、【敵対勢力の神】としてその存在を葬られてしまったのでは?」と…あくまで推測ですが、可能性の一つとして語られることもある神です。

この令和の時代に、しかも東北地方を舞台にこんなロマン溢れる謎が供給されていれば追わない訳にはいきません!

今回から不定期企画としてですが、そんなアラハバキにまつわる神社を紹介していきます⛩️

第一弾は宮城県多賀城市に鎮座する荒脛巾(アラハバキ)神社です。
#謎の古代神アラハバキ探訪

2026年6月19日金曜日

ノルウェーのオスロ・コンチキ博物館に展示されている、エジプトをイメージして造られた船「ラー二号」。日本の日の丸にしか見えない。#エジプト #日本 #日ユ同祖論

 ノルウェーのオスロ・コンチキ博物館に展示されている、エジプトをイメージして造られた船「ラー二号」。日本の日の丸にしか見えない。#エジプト #日本 #日ユ同祖論

https://x.com/kenjimasayan/status/1266037347826585605?s=61



安藤礼二×石橋直樹×東浩紀 日本とはなにか──空海、篤胤、折口 @1484_naoki @hazuma #ゲンロン https://www.youtube.com/live/NWHqPQRQmCg?si=zUkRNX8ZEwlHAq8o @YouTubeより 般若心経のギャテーギャテーがgo to, go toだというのは本当なのでしょうか? 日本原論ということであれば大野晋の言うようにタミル語の知識もある程度必要でしょう。

 安藤礼二×石橋直樹×東浩紀 日本とはなにか──空海、篤胤、折口 @1484_naoki @hazuma #ゲンロン https://www.youtube.com/live/NWHqPQRQmCg?si=zUkRNX8ZEwlHAq8o @YouTubeより


般若心経のギャテーギャテーがgo to, go toだというのは本当なのでしょうか?

日本原論ということであれば大野晋の言うようにタミル語の知識もある程度必要でしょう。

2026年6月18日木曜日

 Histoire & OdysséeさんによるXでのポスト戦前元町https://x.com/histoireodyssee/&レチナ(六甲堂)さんによるXでのポストhttps://x.com/histoireodyssee/status/2067289181944943038?s=61

 レチナ(六甲堂)さんによるXでのポストhttps://x.com/histoireodyssee/status/2067289181944943038?s=61

第二次世界大戦前の日本、1937年頃に撮影。


近代化の真っ只中にある国での日常生活の珍しい一瞥。カラー化された映像。

Histoire & OdysséeさんによるXでのポスト戦前元町https://x.com/histoireodyssee/status/2067289181944943038?s=61

2026年6月17日水曜日

ニラ メラ


בִּירָה appears sixteen times in the Old Testament. In every instance it designates an elevated, fortified, and often royal structure.



ちなみにבִּירָה birahは、

ネヘミア1:1
ダニエル8:2等に出てきて城と訳されています。一般的には首都という意味らしいです。前置詞がつくとハビラと読みます。
Googleだとbiraと発音させているのでビラフとは少し発音は遠いかも。しかもGoogleはビールと訳しているので、、自信ありません。

参考:

Nehemiah 01 - Bible Audio Hebrew and Subtitles in English 
前置詞がつくとハビラと発話します。


https://youtu.be/7CAPaN4q4DY?si=8M1hJUSSTQkuW_It @YouTubeより



城に

הַבִּירָה


habira ハビラ


מְעָרָה


メラ


ヘブライ語


洞窟


me'ara


創世記

19:30


בַּמְּעָרָ֔ה


beamm'arah֔ha


https://biblehub.com/text/genesis/19-30.htm


https://youtu.be/rMnGsb5PI08?si=L9002ap8z2MYyhOr

8:45

ベンアエラー


Genesis 19 -- Hebrew Bible Speaker with English Captions https://youtu.be/rMnGsb5PI08?t=8m45s


 @YouTubeより


メラよりメアラと聞こえる


https://youtu.be/_lpnsImGpN4?si=fzl0exaAc554wiaN


メンバーシップ投稿に関連しますが「メラ」はやはりヘブライ語で洞窟を意味するようです。

Google翻訳で洞窟をヘブライ語訳させるとמְעָרָה me'araと発話します。メアラに近い発音です。

創世記19:30に「洞窟でבַּמְּעָרָ֔ה」云々の用例があります。母音が確定していないのか、いくつか別の読み方もあるようです。


参考:

Genesis 19 -- Hebrew Bible Speaker with English Captions https://youtu.be/rMnGsb5PI08?t=8m45s


30 ロトはゾアルを出て上り、ふたりの娘と共に山に住んだ。ゾアルに住むのを恐れたからである。彼はふたりの娘と共に、ほら穴の中に住んだ。


参考:

Genesis 19 -- Hebrew Bible Speaker with English Captions https://youtu.be/rMnGsb5PI08?t=8m45s


30 ロトはゾアルをのぼり、ふたりのむすめともやまんだ。ゾアルにむのをおそれたからである。かれはふたりのむすめともに、ほらあななかんだ。



2023/2/6 -聖書には民数記11:5に「タマネギ、ニンニク」と併記して「ニラ」の名が見られます。 「ニラ」を意味するヘブライ語「ハーツィール」はⅠ列王記18:5 ...

5 われわれは思い起すが、エジプトでは、ただで、魚を食べた。きゅうりも、すいかも、にらも、たまねぎも、そして、にんにくも。 6 しかし、いま、われわれの精



第二子音の脱落について

日本語は常にCVで1音節をなすので、CVCによって語根または一語となるタミル語の第二子音を落すことがある。

[13.1] タミル語 第二子音~日本語ゼロ

[96]

1161 kan (place, site)

[178]

2696 cuv-al (back)


日本語の形成

2000年5月30日 第1刷発行

おおの

著者

すすむ

大野

発行者

大塚信一

発行所

株式会社 岩波書店


ーーーー
83頁
 

nil-am(grain,soil) ni(土)(soil)

202606

進撃の歴史旅『政の野望』

4日前(編集済み)★メンバー限定

【安房国ミステリー

房総半島の古代史の全て】

https://youtu.be/_Ipns|mGpN4

今回は房総安房国を開拓した阿波忌部氏の痕跡を辿りながら、房総半島の古代史を復元して行こうと思います。

まずは忌部氏にまつわる神社から順番に見て行きましょう。

> 60% ¢

Q :

●上陸の地

布良海岸 と布良崎神社

忌部氏の天富命は今からおよそ2000年前、初代神武天皇の命で一族を率いて四国の阿波国から船出し黒潮に乗って東国へと航海に出ました。

彼らがたどり着いた場所が現在の千葉県・房総半島の南端、安房でした。

まず最初に上陸した場所が館山市の最南端に位置する「布良海岸」

そのすぐそばに鎮座するのが布良崎神社です。

天富命は海岸の東にそびえる二つの峰のうち海岸に近い山を男神山、もう一つを女神山と称し、男神山に忌部氏の祖神

天太玉命を女神山に后の天比理命を祀りました。

天命が去ったのち、里人が彼をんで社殿を造営したのが布良崎神社といわれています。

御祭神は天富命。

後に須佐之男尊・金山彦命が合祀されています。

境内には大山祇神社もありますがこちらは明治になってからお祀りされたようです。

ここで考えておきたいのは布良という地名の意味です。

メラとは洞穴や洞窟を意味する言葉だったんじゃないかという説があるんです。

確かにこの辺りには安房神社の境内を含めていくつかの洞穴遺跡があります。

そして実際に阿波部の房総までの道のりを辿って行くと

和歌山 目良

伊豆妻良

という地名が残っていてしかもそれぞれ洞穴がある地域なんです。

また土佐ツアーをやった時に大田田根子命をお祀りする大川上美良布神社に行きましたよね。

美良布も変わった地名ですがこれは野菜のニラの古語から来ている地名でした。

美良布ビラフと布良メラ。

漢字も同じで響きも似ているので、阿波忌部と大田田根子は同じ言語を話す近しいルーツの一族だった。

そんな風に考えてみるのも面白いかもしれません。

男神山、女神山に祀られていた祖神の二柱を後に吾谷山山麓に移したのが安房国一宮・安房神社になります。


〇洲崎神社

次は天富命がお祖母さんの天比理畔命が持っていた鏡を神体として、御手洗山に祀ったのが洲崎神社の始まりです。

御祭神 天比理刀咩命。

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[195]

341 ay (minuteness)

[204]

1957 cey (to do)

[239]

3379

tunt-il (fish-hook)

[244] 3422 ter-u (highway)

[247]

3564 tol (arm, shoulder)

[249]

3196

tan (he, she or it)

[261]

2913

ñal-am (earth)

[269]

5160

năn (1; 1st person)

[270]

3676

nil-am (ground, soil)

[276]

3753

nel (grain of paddy)

[304]3986 (a) pal (tooth)

[313]

4088

pãy (sail)

[366]

4591

por (straw stack)

[413]

5005 mur-am (winnow)

ka (FT) (place, site)

Sö > se (Ff) (back)

sa (1),

I) (minute, fine)

*si-u > su (A) (to do)

ti (1) (fish-hook)

ti, di (i) (highway) ta > te ($*) (hand, arm)

sa(それ、そのこと)(it,that)

na (Kit) (earth, ground) na (F) (I)

ni (E) (soil)

ni (fit) (paddy)

fa (Pi) (tooth)

fö (Wl) (sail)

(ni) fo (7/H) (stack of un-threshed paddy)

*mu > mi (JE) (winnow)

旧正月の久高島〈3〉アカララキの隠れ女神 : 追跡アマミキヨ

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