2024年6月4日火曜日

詳細 / 書籍販売 / 神社・神道 専門書店 BOOKS鎮守の杜

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【内容紹介】
松尾大社(京都市西京区)は、洛西総氏神、醸造祖神として多方面の崇敬を集めています。その由来は古く、平安遷都以前に遡ります。この辺りを開拓した渡来系氏族の秦氏が氏神として崇拝し、平安遷都後には賀茂社とともに皇城鎮護の社となりました。秦氏とともに歩んできた松尾大社の歴史について、歴史作家の丘眞奈美氏が詳しく解説。年中行事、文化財なども紹介します。約50年ぶりに行われている松尾大社「平成の御遷宮」事業を記念しての出版。

【目次】

刊行によせて     松尾大社宮司 生嶌 經和

第一章 神代 松尾山磐座と御祭神の伝承

 ・松尾大社のはじまり
    松尾山の古代祭祀、磐座と水源「水元」さん/創建の記録
 ・松尾大社の御祭神
    大山咋神と市杵島姫命/松尾と日枝に坐す「山の神」、大山咋神
    素戔嗚命の御子、市杵島姫命/大海原を護る宗像三女神
 ・松尾大神の伝承
    開拓神としての伝承/松尾神の神使、亀と恋
/日本第一酒造之神の伝承/松尾大社と亀信仰

第二章 古代 松尾大社の創建と秦氏

 ・松尾大社を創建した秦忌寸都理
 ・秦氏とは?
    古代の東アジア情勢と秦氏/秦氏はどこから来たのか?/
秦氏はいつごろ来たのか?/秦氏はなぜ大集団になったのか?
 ・山背国と秦氏
    葛野秦氏と深草秦氏
/葛野秦氏の母なる葛野川、葛野大堰と洛西用水
    葛野川を守護する神、櫟谷宗像神社と大井神社
/葛野川を守護する法輪寺
    深草秦氏と伏見稲荷大社/秦氏と太秦/秦河勝と広隆寺
/秦氏の祖先を祀る/大酒神社/日神と養蚕神を祀る
木嶋坐天照御霊神社(木嶋社)/元糺ノ池と三柱鳥居
 ・秦氏と桂川流域の古墳、遺跡
    松尾の古墳群と遺跡/嵯峨野・太秦古墳群と遺跡

第三章 千年の都を護る松尾大社

 ・山背国遷都と松尾社
    山背国への遷都と神階/葛野秦氏と桓武天皇一族
/葛野秦氏と藤原氏
 ・平安時代の松尾社
    皇城鎮護の社、松尾の猛霊/明神大社と二十二社
/槻木事件/御笏落つ事/松尾社の祈祷と神階
/松尾社への行幸/御社領と信仰の広がり
 ・武家社会における松尾大社
    源頼朝と松尾社/室町幕府と松尾社/御社殿の焼失と再建
/西岡被官衆と室町幕府/戦国から江戸時代の松尾社
 ・江戸期の地誌に描かれた松尾大社
 ・明治時代以降の松尾社

第四章 まつり 松尾大社と山背国の信仰空間
 ・現在の松尾大社の年中行事
 ・『松尾社年中神事次第』から見る六百年前の年中行事
 ・初夏を彩る洛西の大祭、松尾祭
    「松尾の国祭」(神幸祭)と「松尾の葵祭」(還幸祭)
/勇壮な桂川の船渡御、神幸祭(おいで)
/葵と桂の祭典、還幸祭(おかえり)
 ・京都における三つの「葵と桂の祭典」
 ・秦氏とカモ氏をつなぐ「元糺」と「糺」
    平安京の二大勢力、秦氏とカモ氏/古代祭祀場だった糺の森と池
    /糺、元糺を結ぶ、太陽と山と水を祭祀する遥拝線

第五章 能楽・文芸 描かれた松尾大社
 ・清少納言と「松の尾」
 ・能・狂言と松尾大明神
 ・歌謡、和歌に詠まれた松尾社
 ・西行と吉田兼好
 ・井原西鶴と酒の神
 ・本居宣長と大山咋神
 ・上田秋成と延朗上人

第六章 建造物・文化財・庭園 松尾大社へのいざない

 ・古絵図の松尾社と修復の歴史
 ・御社殿と文化財建造物
    松尾大社の建造物の魅力/御本殿/中門(神門)・釣殿・廻廊
・神庫・神饌所/楼門/拝殿/境内末社/赤鳥居の「脇勧進」
/社務所・客殿・参集殿・授与所・葵殿/神像館(宝物館)
/瑞翔殿・清明館「お酒の資料館」
 ・松尾大社の御神像
    神仏習合の時代を伝える三御神像/様々な御神像
 ・庭園と境内名所
    名庭「松風苑」/霊亀の滝と御手洗川、亀の井/一ノ井川と山吹
/相生の松/幸運の撫で亀と双鯉
 ・境外摂社
    葛野坐月読神社/櫟谷宗像神社
 ・境外末社
    三宮神社/衣手神社/綱敷行衛天満宮
 ・御旅所
    西七条御旅所/朱雀御旅所(松尾總神社)/旭の社(西寺跡)
 ・神宮寺跡

松尾大社境内図
あとがき
参考文献
書評
平成三十年六月には、「平成の御遷宮」として本殿遷座祭が斎行されました。

そんな「平成の御遷宮」の竣功記念で出版されたのが『松尾大社 神秘と伝承』。同大社の神代から近世に亙るまでの神祕的な伝承と、同大社を創建し支へてきた秦氏の歴史がふんだんに詰まった"松尾大社の宝箱"のやうな書籍です。

 洛西総氏神、また醸造祖神として崇敬を集めてきた同大社。訪れたことのある人もない人も、読了する頃には足を運んでその"神祕と伝承"に触れてみたくなる……そんな一冊です。

(涙)

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