2024年6月24日月曜日

伝法灌頂(デンポウカンジョウ)とは? 意味や使い方 - コトバンク

伝法灌頂(読み)デンポウカンジョウ

精選版 日本国語大辞典 「伝法灌頂」の意味・読み・例文・類語

でんぼう‐かんじょうデンボフクヮンヂャウ【伝法灌頂】

  1. 〘 名詞 〙 仏語真言密教で、密法を修行したすぐれた行者に対して、阿闍梨の位をつぐことを許すための灌頂。授職灌頂。伝教灌頂。
    1. [初出の実例]「受灌頂。〈略〉至会昌元年。受伝法灌頂」(出典類聚三代格‐二・嘉祥元年(848)六月一五日)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「伝法灌頂」の意味・わかりやすい解説

伝法灌頂
でんぽうかんじょう

密教で師匠の位を得ようとする者に対して,大日如来秘法特定作法によって授ける儀式。阿闍梨 (あじゃり) 灌頂,受職 (じゅしき) 灌頂ともいう。如来の五智を象徴する水を師匠が弟子の頂に注いで,仏の位を継承させることを示す儀式。元来,インドで国王即位や,立太子のときに行なった儀式であったのを大乗仏教が取入れたものである。

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