2024年5月2日木曜日

阿波 一切経

 ポイント解説

古代史入門

ぐぜかんのんぞう

この「峯薬師」の寺宝秘仏は、 古えより伝えられていた 「救世観音像」と

みねやくしそんぞう

「峯薬師尊像」で、嘉永年間、 この二体の仏像の宝前で永代供養を行った

時の石塔があるところをみると、その時にはこの寺にあったことは確実なの

であるが、明治中期にいつの間にか忽然と消えてしまった。

・ところが、 明治17年夏、 奈良法隆寺でこの寺の天平の資材帳にも見当た

らず、寺の記録にも載っていない仏像が、かの岡倉天心立ち会いの下、フ

ェノロサらによってぐるぐる巻の布を解かれて発見され、「1200年にわたる

ヴェールをはがされて人目にさらされた (法隆寺建立以来誰も見た者はい

ない。)千古の秘仏!」と当時騒がれたが、 何と! それが峯薬師で行方不

明となっていたあの 「救世観音像」 であった。

真に不可解な出来事で驚かされる。

(以上、 岩利大閑著 「道は阿波より始まる」 (その一) 150頁より概略引用)

ぐぜ

ぐぜ

・「救世観音像」の“救世”は、本寺院の山号「救世山」との強い結びつきを

物語っている。

-この事実は一体何を意味するのか -

-




余部郷板東郡応永19.3.261412〔北野社一切経〈大般若波羅蜜多経巻363〉奥書〕阿州坂東郡撫養島余部郷西福寺住侶良禅書写畢大報恩寺蔵
大日史7-16
P.31

洲崎村板東郡応永19.4.101412〔北野社一切経〈大般若波羅蜜多経巻369〉奥書〕阿州坂東之郡撫養島余部郷洲崎村西福寺住侶金剛仏子良禅大報恩寺蔵
大日史7-16P.31

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