ポイント解説
古代史入門
ぐぜかんのんぞう
この「峯薬師」の寺宝秘仏は、 古えより伝えられていた 「救世観音像」と
みねやくしそんぞう
「峯薬師尊像」で、嘉永年間、 この二体の仏像の宝前で永代供養を行った
時の石塔があるところをみると、その時にはこの寺にあったことは確実なの
であるが、明治中期にいつの間にか忽然と消えてしまった。
・ところが、 明治17年夏、 奈良法隆寺でこの寺の天平の資材帳にも見当た
らず、寺の記録にも載っていない仏像が、かの岡倉天心立ち会いの下、フ
ェノロサらによってぐるぐる巻の布を解かれて発見され、「1200年にわたる
ヴェールをはがされて人目にさらされた (法隆寺建立以来誰も見た者はい
ない。)千古の秘仏!」と当時騒がれたが、 何と! それが峯薬師で行方不
明となっていたあの 「救世観音像」 であった。
真に不可解な出来事で驚かされる。
ぜ
(以上、 岩利大閑著 「道は阿波より始まる」 (その一) 150頁より概略引用)
ぐぜ
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・「救世観音像」の“救世”は、本寺院の山号「救世山」との強い結びつきを
物語っている。
-この事実は一体何を意味するのか -
-
余部郷 | 板東郡 | 応永19.3.26 | 1412 | 〔北野社一切経〈大般若波羅蜜多経巻363〉奥書〕阿州坂東郡撫養島余部郷西福寺住侶良禅書写畢 | 大報恩寺蔵 大日史7-16 P.31 |
洲崎村 | 板東郡 | 応永19.4.10 | 1412 | 〔北野社一切経〈大般若波羅蜜多経巻369〉奥書〕阿州坂東之郡撫養島余部郷洲崎村西福寺住侶金剛仏子良禅 | 大報恩寺蔵 大日史7-16P.31 |
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