奥社 磐境神明神社がすごい!
実は白人神社には奥社があり、その奥社こそ、古代祭祀形態の形を残す神社。磐境神明神社。
この磐境神明神社こそ、ニニギノミコトの御陵という伝承があります。
古代より現在まで、忌部の宮人75人によって守られています。
忌部の宮人(くにん)。75人。
このワードは掟のように他の誰もそこに入れず、現在も踏襲されているのです。これって凄くないですか。
忌部氏というワードもですが、75人という数字も。
天孫降臨主人公ニニギノミコトと妻コノハナサクヤヒメの物語
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トップ写真 新宮神社前から白人神社側を臨む風景
今更感ありますが天孫降臨の地はどこ?
古事記のお話の中でクライマックスシーンと言ってもよい天孫降臨。
ニニギノミコトが高天原から降臨されるお話。
通説では、宮崎県にあるクシフル神社辺り。
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もしくは鹿児島県の霧島神宮とされています。
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日本国民の間では、すっかり定着している通説地。
ですが当時、倭国と敵対関係にあった地へ天孫降臨するか?
時代背景を元に読み込めば、おのずと疑問は生じます。
日向国の式内社は4座と九州全域の98社からすると圧倒的に少なく、
通説となっている高千穂町にある神社は1社も入っていないのです。
皆様はどう感じられますか?
ニニギノミコトが生きた足跡
阿波国、徳島県には天孫降臨の主人公であるニニギノミコトが生きた足跡が残っています。
徳島県穴吹町、日本一の清流穴吹川のほとりに建つ白人神社(しらひと)。
ここにニニギノミコトをお祀りしています。
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ニニギノミコトはお色が白かったのからなのでしょうか。
地元ではしらひとはんと親しまれています。
なぜか境内の石灯籠にうさぎがあり、そのうさぎを撫でると幸せになるという伝承が残っています。
ニニギノミコトとうさぎ?何故なのでしょう?
白うさぎのように白かったのかな?(笑)
とまあ、ここまでは一見、普通にある神社との違いは大きくありません。
知らないと見過ごして、社殿がある境内のみにお参りして帰られる方もいらっしゃいます。
奥社 磐境神明神社がすごい!
実は白人神社には奥社があり、その奥社こそ、古代祭祀形態の形を残す神社。磐境神明神社。
この磐境神明神社こそ、ニニギノミコトの御陵という伝承があります。
古代より現在まで、忌部の宮人75人によって守られています。
忌部の宮人(くにん)。75人。
このワードは掟のように他の誰もそこに入れず、現在も踏襲されているのです。これって凄くないですか。
忌部氏というワードもですが、75人という数字も。
イスラエル大使も訪れた
実はこの磐境神明神社。
古代イスラエルの祭祀スタイルとあまりにも似ているそうです。
イスラエル国駐日大使が訪れ、その類似性に驚かれました。
また、古代ユダヤ教では、75という数字もとても重要な数字なのだとか。
エリ・コーヘン大使は在任中、幾度か徳島を訪れ、剣山他、古代祭祀跡を巡られています。イスラエル大使という役職は命を狙われる危険性が高い。
そういった意味から、警護も厳重で上空にヘリコプターが飛ぶことも。
そこまでしてまでも訪れる。コーヘン氏にとって重要な何かがあったのでしょうね。
余談ですが、徳島には歴代天皇陛下や皇太子殿下がお忍びで来られることもあったようで、そんな時は、突然道路が封鎖。なんてこともあるそうですよ。地元の人は慣れています。(笑)
磐境新明神社については、写真を載せておきます。
ご興味ある方は静かに訪れてください。
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忌部の宮人によって守られている聖地だということを忘れずにお願いします。
ニニギノミコトの奥様のお話
せっかくなので、磐境神明神社を参拝されたなら、もう一社、参拝してほしい神社をご紹介させていただきます。
磐境神明神社から車で5分以内くらいかな。
新宮神社という神社があります。
こちらに祀られる神様はコノハナサクヤヒメ。
山の神であるオオヤマツミ、
野の神であるカヤノヒメの娘です。
余談ですが、オオヤマツミはコノハナサクヤヒメと、もう一人の娘であるイワナガヒメをニニギノミコトに嫁とするよう差出しました。
ところが、ニニギノミコトは容姿が醜いという理由で、イワナガヒメをオオヤマツミに返したのです。
岩のように長く続く永遠の命。
イワナガヒメを返したことから、天皇の命に寿命ができた。
そんなお話もあります。
古事記の時代はどんな時代だったのでしょう?
容姿が醜いから要らない。
現代ではハラスメント問題で炎上まちがいなしです。(笑)
妻の不貞を疑ったニニギノミコト
お話を戻すと、コノハナサクヤヒメ。
一夜にして妊娠したので、夫であるニニギノミコトから、
国つ神の子ではないかと疑いを持たれます。
天つ神の子であることを証明するために、産屋に火を放ちます。
天つ神の子なら、火の中でも無事に生まれるでしょう。と。
そしてコノハナサクヤヒメは火の中で三人の皇子を出産します。
その中の一人の皇子が山幸彦。
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この山幸彦が、
神武天皇の祖父になるのです。
面白いでしょ~。夢ありますよね~。
それにしてもニニギノミコトの記録については、もっと上手に残せなかったものか?人格面で現代では理解されにくいですよね。
コノハナサクヤヒメの最後
はい、話戻してコノハナサクヤヒメ。
自分の死期を悟ったのか、
実家のある吉野川北岸に三人の皇子を残して、
夫であるニニギノミコトの宮がある、
現白人神社辺りへたどり着きます。
最後に愛する夫の顔が見たかったのでしょうか。
血を吐きながら亡くなりました。
それからこの辺りを血野と呼ぶようになり、
現在は知野という漢字に変わりましたが、
ちのという地名が伝承と共に残っています。
境内の前には清流穴吹川がのどかに流れるおだやかな土地。
そこにコノハナサクヤヒメは眠っています。
川を挟んですぐ近くには夫、ニニギノミコトが眠っています。
幸せだと良いですね。
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現代まで繋がる天皇家の祖先を生んで亡くなったコノハナサクヤヒメ。
キュンとなるお話でした。
新宮神社と清流穴吹川
是非、新宮神社へ足を運んでみてください。
目の前は本当に美しい穴吹川の清流が流れています。
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本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
徳島、面白いでしょ。遊びに来てくださいね。
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