2024年5月25日土曜日

天孫ニニギ周辺の相関図の謎 | 筑前由紀のプチトリップ

天孫ニニギ周辺の相関図の謎 | 筑前由紀のプチトリップ

天孫ニニギ周辺の相関図の謎

天孫ニニギ。

実は兄弟と子供達が、古事記と日本書紀とでかなりバラバラな事が書いてある。

何が何だか分からないので、まとめてみた☀️

天照大御神の子 正勝吾勝勝速日天忍穂耳命(まさかつあかつかちはやひあめのおしほみみのみこと)

高木神の娘 万幡豊秋津師比売命(よろづはたとよあきづしひめのみこと)

の間に生まれた二柱、


天火明命(あめのほあかりのみこと)と

天迩岐志国迩岐志天津日高日子番能迩迩芸命

(あめにきしくににきしあまつひこひこほのににぎのみこと)  

ニニギと

大山津見神の娘 神阿多都比売(かむあたつひめ、亦の名は木花佐久夜毘売(このはなのさくやひめ)

の間に生まれた三柱

火照命(ほでりのみこと)。

→隼人阿多君の祖。海幸彦(うみさちひこ)。

火須勢理命(ほすせりのみこと)。

火遠理命(ほをりのみこと)。亦の名は天津日高日子穂穂手見命(あまつひこひこほほでみのみこと)

山幸彦(やまさちひこ)。


天照大神の子 正哉吾勝勝速日天忍穂耳尊(まさかあかつかちはやひあめのおしほみみのみことと)

高皇産霊尊(たかみむすひのみこと)の娘 栲幡千千姫(たくはたちぢひめ)

の間に生まれた


天津彦彦火瓊瓊杵尊(あまつひこひこほのににぎ)


ニニギと

大山祇神の娘 鹿葦津姫(かしつひめ)またの名を、神吾田津姫(かむあたつひめ)また木花開耶姫(このはなさくやひめ)

の間に生まれた三柱

火闌降命(ほのすそりのみこと)

隼人らの始祖。

彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)

火明命(ほのあかりのみこと)

尾張連の始祖。


天照大神の子 正哉吾勝勝速日天忍穂耳尊(まさかあかつかちはやひあまのおしほみみのみこと)

思兼神(おもいかねのかみ)の妹 万幡豊秋津姫命(よろずはたとよあきつひめのみこと)の間に生まれた一柱

天津彦彦火瓊瓊杵尊(あまつひこひこほににぎのみこと)



天照大神の子 天忍穂耳尊(あまのおしほみみのみこと)

高皇産霊尊の娘 万幡姫(よろずはたひめ)の間に生まれた一柱

天津彦火壤瓊杵尊(あまつひこほのににぎのみこと)

ニニギと

大山祇神の娘 神吾田鹿葦津姫(かむあたかしつひめ)、またの名を木花開耶姫(このはなさくやひめ)の間に生まれた三柱

火酢芹命(ほのすせりのみこと)

火明命(ほのあかりのみこと)

彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)

またの名を火折尊(ほおりのみこと)

火明命(ほのあかりのみこと)

火進命(ほのすすみのみこと)。または、火酢芹命(ほのすせりのみこと)

火折彦火火出見尊(ほおりひこほほでみのみこと)



親子関係について記述なし。

ニニギと

大山祇神の娘、吾田鹿葦津姫(あたかしつひめ)の間に生まれた四柱。

火明命(ほのあかりのみこと)

火進命(ほのすすみのみこと)

火折尊(ほおりのみこと)

彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)

天忍穂根尊(あめのおしほねのみこと)

高皇産霊尊の娘である栲幡千千姫万幡姫命(たくはたちぢひめよろずはたひめのみこと)、または

高皇産霊尊(たかみむすひのみこと)の娘である火之戸幡姫(ほのとはたひめ)の子の千千姫命(ちぢひめのみこと)との間に生まれた二柱

天火明命(あまのほのあかりのみこと)

その子 天香山(あまのかぐやま)は、尾張連の遠祖。

天津彦根火瓊瓊杵根尊(あまつひこねほのににぎねのみこと)

ニニギと

豊吾田津姫(とよあたつひめ)の間に生まれた二柱。

火酢芹命(ほのすせりのみこと)

火折尊(ほおりのみこと)、またの名は彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)


天忍骨命(あまのおしほねのみこと)

高皇産霊尊の娘 天万栲幡千幡姫(あまよろずたくはたちはたひめ)

一説では、高皇産霊尊の子の万幡姫(よろずはたひめ)の子である玉依姫命(たまよりひめ)との間に生まれた一柱

天之杵火火置瀬尊(あまのぎほほおきせのみこと)

一説では、

勝速日命(かちはやひのみこと)の子である天大耳尊(あまのおおしみみのみこと)

丹舄姫(にくつひめ)

あるいは高皇産霊尊の娘 栲幡千幡姫(たくはたちはたひめ)の間に生まれた一柱、

火瓊瓊杵尊(ほのににぎのみこと)

あるいは、天杵瀬尊(あまのきせのみこと)

吾田津姫(あたつひめ)の間に生まれた三柱

火明命(ほのあかりのみこと)

火夜織命(ほのよおりのみこと)

彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)


※七の図は割愛m(_ _)m


火瓊瓊杵尊(ほのににぎのみこと)は=ニニギで良いけど、天之杵火火置瀬尊(あまのぎほほおきせのみこと)天杵瀬尊(あまのきせのみこと)は、=ニニギってして良いのか疑問。


てか、一般的に一人の長い名前の神様が、親と子とわけられていたり、名前がちょっとずつ違うところがなんとも…。



正哉吾勝勝速日天忍穂耳尊(まさかあかつかちのはやひあまのおしほみみのみこと)

高皇産霊尊の娘 天万杵幡千幡姫(あまよろずたくはたちはたひめ)の間の二柱

天照国照彦火明命(あまてるくにてるひこほのあかりのみこと)。尾張連らの遠祖。

天饒石国饒石天津彦火瓊瓊杵尊(あめにぎしくににぎしあまつひこほのににぎのみこと)

ニニギと

大山祇神の娘、木花開耶姫(このはなさくやひめ)の間に生まれた二柱

火酢芹命(ほのすせりのみこと)

彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)

日本書紀における海幸彦・山幸彦

海幸彦=ホノスソリ、ホノスセリ、ホノススミ

山幸彦=ヒコホホデミ、ホオリ

まとめ

ホアカリは、ニニギの兄の場合と、ニニギの長男または三男のパターンあり。

古事記や日本書紀上では、ホアカリはニギハヤヒではない。

山幸彦はホヲリ、ヒコホホデミ。

末っ子か、下から二番目。

ホヲリとヒコホホデミが一柱の異名や名前の一部ではなく、別々の神という説もある。

海幸彦は、古事記ではホデリ。
日本書紀ではホノスソリ、ホノスセリ。

日本書紀では似た名前としてホノススミというのもある。

※「ホノスセリ」などの「ノ」を省き「ホスセリ」と書けば良かったなぁと後で思った。参考にしたサイトの読みの表記に基づいて書いた。

何でニニギ周辺、こんなにいろんな説があるんだろう?

大事な大事な、地上に降りて来た「天孫」だからこそ、「こうであって欲しい」というような願望含め、色々あるのだろうか。

天孫が降りてくる前段階「国譲り」も若干無理があるというか、すんなり受け入れられる話でもないから、この辺りの関係図がすんなりいかないのも仕方ないのかもしれない。

参考

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