秦氏の末裔(5)
―May the FOXGOD be with You―
★今日のベビメタ
本日10月10日は、過去BABYMETAL関連で大きなイベントのなかった日DEATH。
秦氏から出た家系をWikipediaで調べてみると、「惟宗」「東儀」(雅楽の東儀秀樹氏)「小畑」「瀬尾」「土山」「三上」「調子」「藤木」「松室」「平田」「石川」「大石」といった地下(じげ)貴族の家系、「松尾」(松尾大社)「東」「南」「西大路」「大西」「羽倉」「荷田」(国学者の荷田春満)といった神主の家系、「川勝」「大蔵」「秋月」「松下」といった武家の家系があるという。
そして「惟宗」氏からは、「島津」(薩摩藩主)「宗」(対馬藩主、マラソンの宗兄弟)「神保」「執印」「川原」「河俣」「市来」「安芸」といった家が、「東儀」氏からは「林」「薗」「岡」といった家が、「大蔵」氏からは「原田」「高橋」「成富」「三原」「原」「小金丸」家が、「秋月」氏からは「江上」「波多江」「田尻」「日田」「大倉」「小山田」家が出たらしい。
また別のサイトで調べてみると、「秦」の名がつく「太秦」「朴市秦」「大蔵秦」「秦子」「秦井手」のほか、「朝原」「時原」「物集」「香登」「井手」「川辺」「達布」「小宅」「前」「常」といった家や、四国の豪族「長宗我部」氏も秦系とされる。
さらに「秦野」「羽田」(羽田孜元首相)「波多」「畑」(畑和元埼玉県知事)「羽鳥」(羽鳥慎一アナウンサー)「服部」(セイコー、作曲家、料理学校)「八田」(アマレスの父八田一朗)といった「はた」のつく家名も、当然秦氏系であろう。
これらの苗字を持つ方は、間違いなく秦氏のDNAを引いているのだろうが、そうでない方も、先祖代々の日本人であれば、歴史上どこかの時点で、秦氏の血が入っている可能性が高い。家名とは男系であり、秦氏ほど全国に広がった氏族なら、一族の血を引く女性が、当時の有力氏族、例えば藤原氏や紀氏、橘氏といった貴族や、源氏、平氏といった武家と婚姻しなかったはずがないからである。
そしてそれら有力氏族と秦氏の一族の婚姻によって生まれた子が、また子をなせば、もう苗字とは関係なく秦氏のDNAが拡散していくことになる。
ちなみに、ここでいうDNAは、性別が2種類、血液型が4種類になるといった「表現型」のことではない。核ゲノムは約30億塩基対あり、同じ性、血液型でもそれが誰から由来するかは核細胞内の24種類の染色体の結合次第である。
ぼくには、父母がいて、その父母にもそれぞれ父母がいる。
人が子どもを産む年齢を25歳として1300年50代もさかのぼれば、ぼくにつながる人の数は2の50乗=1京1258兆9990億6842万6241人になってしまう。1300年間の累計とはいえ日本にそんな人口がいたわけはない。これは単なる計算であって、実際には父母の父母…とやっていったとき、父母のどちらかを共有する人=先祖の重複があるために、ぼくにつながる人の数はぐっと減る。
しかし、それを差し引いても、1300年前に日本に生きていて子を残したほとんどの人のDNAは、長い時間の流れの中で網目のように広がって、現代日本人のゲノムに、わずかな「かけら」として引き継がれている。
ある個人が子どもをなしてもDNAが子孫に伝わらなくなるケースは、子どもが孫を作る前にすべて死に絶えた場合のみである。一族郎党皆殺しとか、孤立した村落が災害や病気で絶滅したとかでない限り、一族の誰かが生き残り、子をなすことが多いだろう。
秦氏ほど有力で全国に広がり、現に多くの傍流が残っている氏族なら、そのDNAは、間違いなく歴史のどこかでぼくにつながる先祖に受け継がれたはずだ。
ぼくに秦氏のDNAが受け継がれているなら、あなたにも受け継がれている。
もちろん、最近日本に移住してきた外国人に、秦氏のDNAはない。だが、その人が先祖代々の日本人と結婚してできた子には、もう秦氏のDNAが入ることになる。もちろん、その外国人のDNAも日本人の中に入る。その子孫が生き残り続け、1000年もすれば、そのDNAも日本列島に住む人のほとんどが共有することになる。かつての渡来人、秦氏のように。
ぼくらひとりひとりは歴史の織物の一つの結び目に過ぎない。
サラブレッドじゃあるまいし、「純粋血統」の人などいない。
ぼくらはすべて、連綿と続いてきた先祖のDNAを引き継いだ先頭ランナーである。先祖が必死で生き残り、子を育てたからこそ、今ぼくらはここにいる。大切なことは、ぼくらが引き継ぐべきはDNAだけでなく、その「思い」だということだ。
ぼくも、あなたも、日本人すべてが、「和を以て貴しとなす」という憲法を作り、庶民の信仰心に寄り添い、キツネ様を御使いとする伏見稲荷を創建した秦氏の末裔である。
だから。
キツネ様が召喚し、救世主として末世の日本に送り込んだBABYMETALを愛し、サポートすることは、秦氏の末裔として当然なのである。<キッパリ
三人の少女の体を借りて、1300年の眠りからキツネ様が降臨する「BABYMETAL DEATH」が鳴り響くとき、全身が戦慄と歓喜に震える。
キツネ様へ讃美と感謝を捧げる「メギツネ」のイントロを聴いた瞬間、「ソレ!ソレ!」と踊りだしてしまう。
子どもたちをイジメから救う「イジメ、ダメ、ゼッタイ」でSU-が「キツネ!」と叫べば、ぼくらはYUI、MOAとともに「飛べ!」と叫んでXジャンプする。普通のキツネは飛べないのに。
「Road of Resistance」で、SU-が「かかってこいやー!」と叫ぶとき、ぼくらは「ウォー‼」と応え、もう何でもできるような気になる。
そうかと思うと、「META!メタ太郎」のシンガロングで数万人が一糸乱れず手を振る光景に、熱いものがグッとこみ上げ、つい涙ぐんでしまう。
「THE ONE」の2番「♪I feel it now, The time has come for us」のところでは、1300年の日本の歴史と戦後WGIPの屈辱が、走馬灯のようによみがえる…。
これはすべて、ぼくらに流れる秦氏のDNAがなせるわざなのである。
(この項終わり)
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