●諏訪神社 謎の古代史 @清川理一郎
作者は一流ビジネスマンでいながら
ディープな歴史研究家。私と同じ歳だが
情報の多さ、幅広さ、ユニークさに感動。
《文字通り》足元、地面から
見事にひっくり返された! どかーん!
何が《文字通り》かと言うと、
古い古い神様は天ではなく地下に居たと!
地面こそ崇拝の対象である。
・・・言われてみれば納得なのだ。
全ての作物は地面から生えてくる。
虫も地下から出てくるし、泉の中には
金の斧or銀の斧···の女神様も住んでいる。
「地湧の神」と言ったのは梅原猛だが
全ての生命を産み出す不思議な《地面》を
昔の人々はごく自然に神聖視しただろう。
天孫降臨、高天原、、
天にまします我らの父よ、、なんて後から
人間が作った物語に過ぎないのかも。。
そんな記紀以前、縄文時代からの古〜い
日本の姿を知れるのが、諏訪神社。
神奈川をドライブしてると、不気味なほど
あちこちに小さい「諏訪神社」がある。
我が町内会のお祭りも「諏訪神社例大祭」
藤沢なのに。。ずーっと昔からだ。
諏訪神社は全国に五千数百(本書)もあり、
Wikiには2万5000社とも書かれている。
なら当然、日本神社の典型かと思いきや、、
謎だらけ御柱祭、御神渡り、薙鎌、鉄鐸、
ミシャクジ、果ては大量の鹿の頭!?等々
他所には絶対無い、秘密アイテムだらけ。
実は完全特異体質なんである。 ( °_° )
どーしてこんなに特殊なのか?
必然的に深掘りすると、
「諏訪を掘ったらアジアの水脈に
ぶつかった」by 古部族研究会 となる。
その水の流れを説明するのが「波状理論」
これは、
「中心部に発生した文化は、丁度水面に
石を投じた際の波のように広がってゆき、
最周辺部に原形のまま残存する。
中心部に近いほど様々の改訂波に幾度も
洗われ文化は変質してしまう」て考え。
なるほどー。。遠い海外に日本とよく似た
風習を見て驚くことって多いし、
仏教や古き良き中国文化は、中国で破棄
されたのに、日本に伝わり残っている。
諏訪の御柱祭によく似ている。
この波動、元を辿ると一つは
古代ケルトのドルイド教に行き着くんだが
ケルト人は、神は地下から来ると信じ
天が頭の上に落ちてくる?ことに
最も恐怖心を抱いていたという。
そこでまきこんぐ妄想。 ❀.(*´▽`*)❀.
๑๑ ๑๑ 諏訪の神社や祠を囲む四方に
必ず立ってる不思議な四本柱。。
アレは天を支えるエア天井ではないか?
そうして神殿を守ってるのだ。๑๑ ๑๑
どう?この新説。カッコイイでしょ。( ˙灬˙ )
必ず四隅に四本柱があるの、不思議だよね。
更なる波動は旧約聖書にも行き着く!
諏訪神長官の守屋氏&ミシャクジは
歴史的に諏訪大社より古いもので
最初に到来した別の衝撃波だったのかも。。
アブラハムが息子イサクをヤーウェの神に
捧げた場所がモリヤの丘で
ミシャクジはイサクに符合する。
縛られた子供、耳の裂けた鹿、、聖書と
神事の奇妙な一致は想像力をかき立てる〜
私的には、守屋の家紋が諏訪神社と全く
異なる十字であるのが気になるなぁ。
ケルト十字かもしれないなぁ。。??
そして妄想でない大事実は、諏訪の製鉄だ!
古代の製鉄といえばたたら製鉄しか
知らなかった私は、またひっくり返された!
諏訪にしか残っていない鉄鐸。
言わずと知れた最重要アイテムなんだが
諏訪は風の強い地域では無く、
いわゆる製鉄遺跡も、一切出てないんだ。
この矛盾を解決し、湛神事も説明するのが
スズ(褐鉄鉱)の産出と原始製鉄=小鍛冶。
古代日本には、葦の根元のバクテリア作用
により、スズ(錫)が形成されるのだ!
スズ(褐鉄鉱)の団塊の形成には時間が
かかるが、信濃の温泉効果は生育を促す。
鉄鐸を振り鳴らして沼沢地を巡行し、
スズの魂を呼び寄せるのが湛神事なのか?
これを高温を必要としない鍛錬製法で
鉄にするのが、原始製鉄「小鍛冶」なんだ。
コレ、超重要なキーワードと思ふ。。
日本を豊葦原中国と言うのは、一般に
農作物の実り豊か、、と説明されるけど
葦や茅の根にできる錫で鉄の農具を作り、
田を耕そう、、って意味かもしれない。
神長官があるのは茅野市、なんだよねー。。
さぁ、色んな事を足元から見直そう。
根の国、黄泉の国、、
日本の神様は日本の土地に
我らの足元に、ずーっと居る。これからも。
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