奈良 法隆寺夢殿 国宝「救世観音像」春の特別公開始まる
斑鳩町の法隆寺で、聖徳太子をモデルにしたとされる国宝の「救世観音像」が特別に公開されています。
法隆寺の国宝「救世観音像」は飛鳥時代につくられた仏像で、寺の「夢殿」の本尊として長らく秘仏とされてきましたが、現在は毎年、春と秋に特別に公開されています。
11日から始まった春の特別公開では、午前8時から法要が営まれ、僧侶がお経を唱えるなか、仏像が納められたずしの扉が開かれました。
仏像は高さ1メートル80センチほどの木製で、おだやかなほほえみをたたえた細身の立ち姿は、寺を創建した聖徳太子をモデルにしたと伝えられています。
寺には朝早くから多くの人が訪れ、およそ1400年前から伝わる貴重な仏像の姿をじっくり見つめたり、手を合わせて拝んだりしていました。
兵庫県から訪れた70代の女性は、「とても神々しい姿で、心が洗われるようで感動しました。古代の人が大切に守り伝えてきたものを見られて幸せです」と話していました。
特別公開は来月(5月)18日まで行われます。
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