『137億年の物語 宇宙が始まってから今日までの全歴史』:メモ
(リンク::::::)『137億年の物語 宇宙が始まってから今日までの全歴史』(2012 講談社)
http://nam-students.blogspot.com/2013/04/137.html@
原著:"What on Earth Happened?:
The Complete Story of the Planet, Life and People from the Big Bang to the Present Day "(2008)
参考
TV東京版
https://ja.wikipedia.org/wiki/137%E5%84%84%E5%B9%B4%E3%81%AE%E7%89%A9%E8%AA%9E
バックナンバー(シュメール人、文字を発明 2013/5/26 )
https://www.tv-tokyo.co.jp/137/backnumber/130526.html
https://ameblo.jp/k-kiku1192/entry-12077666826.html ☆
https://nam-students.blogspot.com/2019/04/blog-post_17.html
【著者】
ロイド,クリストファー(Lloyd,Christopher)
1968年、英国生まれ。ケンブリッジ大学で、中世史を学んだ後、サンデータイムス紙の記者となる。新聞では科学と工学を担当し、文系、理系双方から物事を見る目が養われた。2000年に、教育専門出版社に転職。2010年に、出版社What on Earth Publishing Ltd.を起業した
【訳者】
野中香方子(ノナカキョウコ)
翻訳家。お茶の水女子大学文教育学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもの)
理系と文系が出会った初めての歴史書。42のテーマで語る137億年。生命はどこから来たか。文明はなぜ生まれ、滅びるのか・・・。
目次:
第一部 母なる自然(137億年前~700万年前) p.008~095 計88頁 00:00:00
01 ビッグバンと宇宙の誕生
02 生命はどこからきたか
03 地球と生命体のチームワーク
04 化石という手がかり
05 海は生命の源
06 生命の協力体制
07 進化の実験場
08 恐竜戦争
09 花と鳥とミツバチ
10 哺乳類の繁栄
第二部 ホモ・サピエンス(700万年前~紀元前5000年) p.096~145 計50頁 23:46:48
11 冷凍庫になった地球
12 二足歩行と脳
13 心の誕生
14 人類の大躍進
15 狩猟採集民の暮らし
16 大型哺乳類の大量絶滅
17 耕牧畜の開始
第三部 文明の夜明け(紀元前5000年~西暦570年ころ) p.146~281 計136頁 23:59:59
18 文字の発明 シュメール文明
19 王は神の化身 エジプト文明
20 母なる大地の神 インダス文明、巨石文化、ミノア文明
21 金属、馬、車輪
22 中国文明の誕生
23 仏教を生んだインドの文明
24 オリエントの戦争
25 ギリシア都市国家の繁栄
26 覇者が広めたヘレニズム文化
27 ローマ帝国の繁栄と衰退
28 先住民の精霊信仰
29 コロンブス以前の南北アメリカ大陸
第四部 グローバル化(西暦 570年ごろ~現在) p.282~476 計195頁 23:59:59
30 イスラームの成立と拡大
31 紙、印刷術、火薬
32 中世ヨーロッパの苦悩
33 富を求めて
34 大航海時代と中南米の征服者たち
35 新大陸の農作物がヨーロッパを変えた
36 生態系の激変
37 ヨーロッパ人は敵か味方か
38 自由がもたらした争い
39 人類を変えたテクノロジー
40 白人による植民地獲得競争
41 資本主義への反動
42 世界はどこへ向かうのか
以下書評:
地理と生物と世界史の教科書を合わせたようなオーソドックスな内容。
(自分の子どものために書き始めたそうだ。)
実際に教科書で使うといい(ルビがもっとあればいい)。
類書の寄せ集め、いいとこ取りだが、それは成功している。
(マクニール、、ダイアモンド、アッテンボロー、ドーキンス、ニックレーンらが参考文献であらためて挙げられている。)
41節の冒頭、マルクスにほとんど2ページ割いているのは異例。
(孔子22、ブッダ23、アレクサンドロス大王26、キリスト27、ムハンマド30にも多く紙面が割かれているが)
311福島原発事故も日本版に新たに書き加えられたそうだ。
巻末8項目ほどの歴史トップ10が良く出来ている。
全編カラーだが紙質が悪いのとオリジナルな挿絵のレベルが低い(ただし邦訳の方がセンスが良い)のが欠点。
今後出る年表、TV版にも期待したい。
生物の系統樹はやはり必要だった。
____
追記:
『137億年の物語』著者、クリストファー・ロイド氏インタビュー「東京大空襲なんて初めて知りました」 ( その他国際情勢 ) - 日々のストレス溜まりまくり - Yahoo!ブログ
https://blogs.yahoo.co.jp/aki_setura2003/31037601.html
姉妹編:
地学、生物学特化版
☆
前略
『137億年の物語』から。
第7回の放送です。
世界で4つの大きな川で文明が生まれた。
ナイル川で生まれたエジプト文明
チグリスユーフラテス川で生まれたメソポタミア文明
インダス川で生まれたインダス文明
黄河で生まれた黄河文明
そのうち、最古の文明であるメソポタミア文明で文字が生まれた。
5,500年前、現在のイラクの南部、当時シュメールと呼ばれた地域に住んでいたシュメール人が使い始めた。
農耕を発展させ、収穫したものを市場に持って行き、売っていた。
そこで売買を記録するために使ったのが文字の始まり。
5,500年前、物の貸し借りをするためにトークンとよばれる小さな粘土細工が使われだした。
牛を借りたら牛のトークンを、羊を借りたら羊のトークンを。
トークンは借用書の代わりに使われていた。
その後、複数のトークンを粘土板押し付けて使い、物の管理をするようになった。
5,200年前、模様や形を直接粘土板に書くようになった。
人が描かれ、麦を渡した。
そんな絵文字の粘土板も使われたのは200年ほど。
絵文字を進化させ、さらに直線だけ / で意味を表す文字を作り出した。
これが楔(くさび)文字。
シュメール人の大発明であります
古代オリエンタル博物館には4,000年以上前の粘土板が保管されており、役人が物品を管理し記録していたことが分かった。
紀元前2035年『役人がパンや油、タマネギを配給した』
とか、
紀元前1995年に『牛車やイスがウエンキの町から運ばれた』という粘土板があり、
これらの受領証の粘土板もある。
これは、王様に説明するためにあったもので、この時代には既に、上司に報告する説明責任があった。
文字が発明されると、物語も書かれた
ギルガメッシュ叙事詩には、洪水にあった例えの物語が書かれてあり、旧約聖書の『ノアの方舟』と同じような物語で、聖書が最古の書物の信じていたキリスト教徒の間では、発見された時に大問題になった。
シュメール人は大変なアイデアマンで、様々な発明をした。
①文字
②学校制度
③60進法
④星座(天文学)
⑤一週間を7日にした
60進法は割り切れやすいので、取引には便利で運用し易い。
星座は、夜空に輝く星の中で、異なる動きをする星座を見つけて名前をつけた。
それが、火星、水星、木星、金星、土星であり、それに月と太陽(日)を加えた7つの暦は現在でも使われている。
シュメール人は『なぞなぞ』も作っていた。
『目を閉じた人が目を開いて出てくる家は?』
答えは
『粘土板の家』
学校である。
この頃の学校は先生の家に行って学ぶ、いわゆる寺子屋のようなもので、ノート代わりに使う粘土板の作り方から文字の書き方を教わった。
なので、勉強して知識を得る前は暗かったのに、学んだ後は明るくなるので、学校を出ると目が開く、という事が表されている。
また、この頃から、シュメール人は多くの穀物を作り、中でも大麦を大量に作り、なんとビールを作っていた。
大きな壺に大麦を入れて発酵させ、上澄みをストローで飲んでいたようだ。
このビールはパンと合わせて労働者の給料として配給されていた。
そんなシュメール人も後に勢力を伸ばしてきた民族に吸収され、忽然と歴史から姿を消してしまいました。
今回はここまで。
シュメール人、すごいヾ(@^▽^@)ノ
そうそう
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