2024年5月16日木曜日

NAMs出版プロジェクト: 『137億年の物語 宇宙が始まってから今日までの全歴史』:メモ

NAMs出版プロジェクト: 『137億年の物語 宇宙が始まってから今日までの全歴史』:メモ

『137億年の物語 宇宙が始まってから今日までの全歴史』:メモ

                       (リンク::::::
『137億年の物語 宇宙が始まってから今日までの全歴史』(2012 講談社)
http://nam-students.blogspot.com/2013/04/137.html@

 原著:"What on Earth Happened?:
    The Complete Story of the Planet, Life and People from the Big Bang to the Present Day "(2008)

参考
TV東京版
https://ja.wikipedia.org/wiki/137%E5%84%84%E5%B9%B4%E3%81%AE%E7%89%A9%E8%AA%9E
バックナンバー(シュメール人、文字を発明 2013/5/26 )
https://www.tv-tokyo.co.jp/137/backnumber/130526.html
https://ameblo.jp/k-kiku1192/entry-12077666826.html ☆
https://nam-students.blogspot.com/2019/04/blog-post_17.html


【著者】
ロイド,クリストファー(Lloyd,Christopher)
1968年、英国生まれ。ケンブリッジ大学で、中世史を学んだ後、サンデータイムス紙の記者となる。新聞では科学と工学を担当し、文系、理系双方から物事を見る目が養われた。2000年に、教育専門出版社に転職。2010年に、出版社What on Earth Publishing Ltd.を起業した

【訳者】
野中香方子(ノナカキョウコ)
翻訳家。お茶の水女子大学文教育学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもの)

理系と文系が出会った初めての歴史書。42のテーマで語る137億年。生命はどこから来たか。文明はなぜ生まれ、滅びるのか・・・。

目次:


第一部 母なる自然(137億年前~700万年前)       p.008~095 計88頁 00:00:00
 01 ビッグバンと宇宙の誕生
 02 生命はどこからきたか 
 03 地球と生命体のチームワーク 
 04 化石という手がかり 
 05 海は生命の源 
 06 生命の協力体制
 07 進化の実験場
 08 恐竜戦争
 09 花と鳥とミツバチ
 10 哺乳類の繁栄

第二部 ホモ・サピエンス(700万年前~紀元前5000年) p.096~145 計50頁 23:46:48
 11 冷凍庫になった地球 
 12 二足歩行と脳
 13 心の誕生
 14 人類の大躍進
 15 狩猟採集民の暮らし
 16 大型哺乳類の大量絶滅
 17 耕牧畜の開始


第三部 文明の夜明け(紀元前5000年~西暦570年ころ) p.146~281 計136頁 23:59:59
 18 文字の発明 シュメール文明
 19 王は神の化身 エジプト文明
 20 母なる大地の神 インダス文明、巨石文化、ミノア文明
 21 金属、馬、車輪
 22 中国文明の誕生
 23 仏教を生んだインドの文明
 24 オリエントの戦争
 25 ギリシア都市国家の繁栄
 26 覇者が広めたヘレニズム文化
 27 ローマ帝国の繁栄と衰退
 28 先住民の精霊信仰
 29 コロンブス以前の南北アメリカ大陸

第四部 グローバル化(西暦 570年ごろ~現在)     p.282~476 計195頁 23:59:59
 30 イスラームの成立と拡大
 31 紙、印刷術、火薬
 32 中世ヨーロッパの苦悩
 33 富を求めて
 34 大航海時代と中南米の征服者たち
 35 新大陸の農作物がヨーロッパを変えた
 36 生態系の激変
 37 ヨーロッパ人は敵か味方か
 38 自由がもたらした争い
 39 人類を変えたテクノロジー
 40 白人による植民地獲得競争
 41 資本主義への反動 
 42 世界はどこへ向かうのか



以下書評:

地理と生物と世界史の教科書を合わせたようなオーソドックスな内容。
(自分の子どものために書き始めたそうだ。)
実際に教科書で使うといい(ルビがもっとあればいい)。

類書の寄せ集め、いいとこ取りだが、それは成功している。
(マクニール、、ダイアモンド、アッテンボロー、ドーキンス、ニックレーンらが参考文献であらためて挙げられている。)

41節の冒頭、マルクスにほとんど2ページ割いているのは異例。
(孔子22、ブッダ23、アレクサンドロス大王26、キリスト27、ムハンマド30にも多く紙面が割かれているが)
311福島原発事故も日本版に新たに書き加えられたそうだ。
巻末8項目ほどの歴史トップ10が良く出来ている。

全編カラーだが紙質が悪いのとオリジナルな挿絵のレベルが低い(ただし邦訳の方がセンスが良い)のが欠点。


今後出る年表、TV版にも期待したい。


生物の系統樹はやはり必要だった。

____

追記:

『137億年の物語』著者、クリストファー・ロイド氏インタビュー「東京大空襲なんて初めて知りました」 ( その他国際情勢 ) - 日々のストレス溜まりまくり - Yahoo!ブログ

https://blogs.yahoo.co.jp/aki_setura2003/31037601.html


姉妹編:

地学、生物学特化版


前略



『137億年の物語』から。

第7回の放送です。


世界で4つの大きな川川で文明が生まれた。

ナイル川道で生まれたエジプト文明
チグリスユーフラテス川川で生まれたメソポタミア文明
インダス川川で生まれたインダス文明
黄河橋で生まれた黄河文明


そのうち、最古の文明であるメソポタミア文明で文字が生まれた。

5,500年前、現在のイラクの南部、当時シュメールと呼ばれた地域に住んでいたシュメール人が使い始めた。

農耕うねを発展させ、収穫したものを市場に持って行き、売っていた。


そこで売買を記録書くするために使ったのが文字の始まり。



5,500年前、物の貸し借りをするためにトークントークンとよばれる小さな粘土細工が使われだした。

牛を借りたら牛のトークントークンを、羊を借りたら羊のトークントークンを。

トークントークンは借用書の代わりに使われていた。

その後、複数のトークントークンを粘土板油粘土1押し付けて使い、物の管理をするようになった。








5,200年前、模様や形を直接粘土板に書くようになった。





人が描かれ、麦を渡した。


そんな絵文字の粘土板も使われたのは200年ほど。


絵文字ニコを進化させ、さらに直線だけ黒い枠黒い枠黒い枠 / 波線*m で意味を表す文字を作り出した。

これが楔(くさび)文字。

シュメール人の大発明でありますひらめき






古代オリエンタル博物館には4,000年以上前の粘土板オセロ板が保管されており、役人が物品を管理し記録していたことが分かった。


紀元前2035年『役人がパンや油、タマネギを配給した』
とか、
紀元前1995年に『牛車やイスがウエンキの町から運ばれた』という粘土板オセロ枠8があり、
これらの受領証の粘土板オセロ枠1もある。


これは、王様キングに説明するためにあったもので、この時代には既に、上司に報告する説明責任があった。


文字が発明されると、物語も書かれた本



ギルガメッシュ叙事詩書くには、洪水にあった例えの物語が書かれてあり、旧約聖書の『ノアの方舟』と同じような物語で、聖書が最古の書物の信じていたキリスト教徒の間では、発見された時に大問題になった。


シュメール人は大変なアイデアマンで、様々な発明をした。

①文字
②学校制度
③60進法
④星座(天文学)
⑤一週間を7日にした

60進法時計は割り切れやすいので、取引には便利で運用し易い。

星座オリオン座は、夜空に輝く星の中で、異なる動きをする星座を見つけて名前をつけた。

それが、火星、水星、木星、金星、土星であり、それに月と太陽(日)を加えた7つの暦は現在でも使われている。




シュメール人は『なぞなぞ』も作っていた。


『目を閉じた人が目を開いて出てくる家は?』





答えは


『粘土板の家』



学校である。

この頃の学校は先生の家に行って学ぶ、いわゆる寺子屋家のようなもので、ノート代わりに使う粘土板の作り方から文字の書き方を教わった。

なので、勉強して知識を得る前は暗かったのに、学んだ後は明るくなるので、学校を出ると目が開く、という事が表されている。




また、この頃から、シュメール人は多くの穀物を作り、中でも大麦麦を大量に作り、なんとビールビールを作っていた。

大きな壺に大麦麦を入れて発酵させ、上澄みをストローFで飲んでいたようだ。



このビールビールはパンパンと合わせて労働者の給料として配給されていた。
 

そんなシュメール人も後に勢力を伸ばしてきた民族に吸収され、忽然と歴史から姿を消してしまいました。

今回はここまで。


シュメール人、すごいヾ(@^▽^@)ノ

そうそう

0 件のコメント:

コメントを投稿

田中 利光 | 敬和学園大学 新潟県新発田市にあるリベラルアーツ大学

田中 利光 | 敬和学園大学 新潟県新発田市にあるリベラルアーツ大学 https://www.keiwa-c.ac.jp/academic/faculty/tanaka/ 田中 利光(たなか としみつ) ...