2024年7月30日火曜日

倉本一宏 - Wikipedia

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倉本一宏

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倉本 一宏(くらもと かずひろ、1958年昭和33年)6月14日 - )は日本歴史学者博士論文博士・1997年)(学位論文「日本古代国家成立期の政権構造」)。専門は日本古代政治史、古記録学[1][2]国際日本文化研究センター(日文研)名誉教授、総合研究大学院大学(総研大)名誉教授。

略歴

三重県津市生まれ[2]1974年(昭和49年)、私立高田中学校卒業。1977年(昭和52年)、三重県立津高等学校卒業。1978年(昭和53年)、東京大学文科三類入学。土田直鎮笹山晴生に師事。1983年(昭和58年)、東京大学文学部国史学専修課程卒業[3]。1989年(平成元年)、同大学院人文科学研究科国史学専門課程博士課程単位修得退学[1][3]1997年(平成9年)「日本古代国家成立期の政権構造」で東京大学より博士(文学)の学位を取得。2009年国際日本文化研究センター教授、総合研究大学院大学教授[1]2024年定年退職、日文研・総研大名誉教授。

2024年大河ドラマ「光る君へ」の時代考証を務めている[1]

著作

単著

  • 『日本古代国家成立期の政権構造』吉川弘文館、1997年
  • 『奈良朝の政変劇 皇親たちの悲劇』吉川弘文館、1998年
  • 『摂関政治と王朝貴族』吉川弘文館、2000年
  • 『一条天皇』吉川弘文館〈人物叢書〉、2003年
  • 『戦争の日本史2 壬申の乱』吉川弘文館、2007年
  • 『歴史の旅 壬申の乱を歩く』吉川弘文館、2007年
  • 『平安貴族の夢分析』吉川弘文館、2008年
  • 『持統女帝と皇位継承』吉川弘文館、2009年
  • 『三条天皇』ミネルヴァ書房日本評伝選〉、2010年
  • 『藤原道長の日常生活』講談社現代新書、2013年
  • 『藤原道長の権力と欲望 「御堂関白記」を読む』文春新書、2013年
    • 『増補版 藤原道長の権力と欲望 紫式部の時代』文春新書、2023年
  • 『藤原道長「御堂関白記」を読む』講談社選書メチエ、2013年/講談社学術文庫、2023年11月
  • 『紫式部と平安の都』吉川弘文館、2014年
  • 『平安朝 皇位継承の闇』角川学芸出版〈角川選書〉、2014年
  • 『「旅」の誕生 平安―江戸時代の紀行文学を読む』河出書房新社河出ブックス〉、2015年
  • 『蘇我氏 古代豪族の興亡』中央公論新社中公新書〉、2015年
  • 『藤原伊周・隆家 禍福は糾へる纏のごとし』ミネルヴァ書房〈日本評伝選〉、2017年
  • 『戦争の日本古代史 好太王碑、白村江から刀伊の入寇まで』講談社現代新書、2017年
  • 『日本古代氏族研究叢書6 藤原氏の研究』雄山閣出版、2017年、新版2023年
  • 『藤原氏 権力中枢の一族』中公新書、2017年
  • 『『御堂関白記』の研究』思文閣出版、2018年
  • 『内戦の日本古代史 邪馬台国から武士の誕生まで』講談社現代新書、2018年
  • 『はじめての日本古代史』ちくまプリマー新書、2019年
  • 『公家源氏 王権を支えた名族』中公新書、2019年
  • 『皇子たちの悲劇 皇位継承の日本古代史』KADOKAWA〈角川選書〉、2020年
  • 『平安京の下級官人』講談社現代新書、2022年
  • 『平氏 公家の盛衰、武家の興亡』中公新書、2022年
  • 『紫式部と藤原道長』講談社現代新書、2023年
  • 『平安貴族とは何か 三つの日記で読む実像』NHK出版新書、2023年
  • 『平安貴族列伝』SYNCHRONOUS BOOKS・ワニブックス、2024年
  • 『平安貴族の心得 「御遺誡」でみる権力者たちの実像』朝日新書、2024年

共著・編著

共編著

  • 『日本古代の地域と交流』加藤謙吉佐藤信と共編 臨川書店、2016年
  • 『日本的時空観の形成』吉川真司と共編 思文閣出版、2017年
  • 『説話の形成と周縁 古代編』臨川書店、2019年。小峯和明・古橋信孝と共編
  • 『説話の形成と周縁 中近世編』臨川書店、2019年。小峯和明・古橋信孝と共編
  • 『『小右記』と王朝時代』吉川弘文館、2023年。加藤友康・小倉慈司と共編

翻訳

  • 『藤原道長「御堂関白記」 全現代語訳』 講談社学術文庫(全3巻)、2009年
  • 藤原行成権記」 全現代語訳』 講談社学術文庫(全3巻)、2011~2012年
  • 『現代語訳 小右記』吉川弘文館 (全16巻)、2015年~2023年
  • 源顕兼『古事談 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典』角川ソフィア文庫、2020年
  • 藤原行成『権記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典』角川ソフィア文庫、2021年
  • 藤原実資『小右記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典』角川ソフィア文庫、2023年

データベース

  • 摂関期古記録データベース(2012年 - 24年)
本康親王『八条式部卿私記』、宇多天皇『宇多天皇御記』、醍醐天皇『醍醐天皇御記』、藤原忠平『貞信公記』、藤原実頼『清慎公記』、重明親王『吏部王記』、『御産部類記』(編者不明)、藤原穏子『太后御記』、藤原師輔『九暦』、藤原師尹『小一条左大臣記』、村上天皇『村上天皇御記』、沙門仲増『沙門仲増記』、藤原元方『元方卿記』、源延光『延光記』、藤原兼通『忠義公記』、平親信『親信卿記』、藤原済時『済時記』、藤原宣孝『藤原宣孝記』、『小記目録』(編者不明)、藤原実資『小右記』、藤原為光『法住寺相国記』、藤原行成『権記』、藤原信経『信経記』、惟宗允亮『宗河記』、藤原道長『御堂関白記』、藤原師実抄出『御堂御記抄』、一条天皇『一条天皇御記』、源経頼『左経記』、藤原資房『春記』、藤原頼通『宇治殿御記』、源師房『土右記』、藤原教通『二東記』、『宗金記』(記主不明)、後朱雀天皇『後朱雀天皇御記』、藤原資平『資平卿記』、平範国『宇治関白高野山御参詣記』、平定家『定家朝臣記』、藤原経任『経任記』、藤原資仲『資仲記』、中原師平『師平記』、藤原師実『師実公記』、後三条天皇『後三条天皇御記』、『寛治二年記』(記主不明)、藤原季仲『季仲卿記』、高階仲章『高階仲章記』、清原重憲『清原重憲記』

脚注

  1. ^ a b c d "戦争だけが歴史じゃない 2024年大河ドラマ「光る君へ」時代考証・倉本一宏教授インタビュー【後編】". 東大新聞オンライン. 公益財団法人東京大学新聞社 (2023年12月29日). 2024年3月6日閲覧。normal
  2. ^ a b "倉本 一宏 KAZUHIRO KURAMOTO". 現代新書 | 講談社. 2024年3月6日閲覧。normal
  3. ^ a b "倉本一宏 | SYNCHRONOUS シンクロナス". SYNCHRONOUS シンクロナス. シンクロナス (2023年11月22日). 2024年3月6日閲覧。normal

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