2025年6月18日水曜日

淀屋辰五郎

淀屋辰五郎

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淀屋辰五郎

●闕所と辰五郎

5代目淀屋三郎右衛門(廣當、通称辰五郎)が莫大な淀屋の家督を引き継いだのは元禄15年(1702年)のことでした。時に辰五郎14歳。(17歳という説もある)
その3年後の宝永2年(1705年)、淀屋は闕所(けっしょ)となります。つまり、財産をすべて没収され、大坂から所払いとなってしまうのです。その理由が「町人の身分に過ぎた振る舞いがあった」というものでした。たしかに、辰五郎はわずか1年半の内に1万貫(現在の価値にすると約100億円)にものぼる遊興費を使うなど、目に余るものがありましたが、それだけの理由で天下の豪商を取りつぶすのは、あまりにも横暴極まりない処罰だったといえます。

●闕所の本当の理由

闕所となった本当の理由は明らかになっていませんが、上方以西の大名で淀屋から借金をしていない者はないと言われるぐらい、4代目重當の時代から大名貸しが盛んに行われていました。その総額は20億両ともいわれており、現在の価値に換算すると120兆円にものぼるものでした。そして、その債権によって諸大名が淀屋に対し抜き足ならない状況に追い込まれていました。
そこで幕府は、諸大名の窮迫状況を救うため、倹約令違反という口実のもとに淀屋を取りつぶしたものと考えられています。

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