「亥の子の祝い(いのこのいわい)」という行事を知っていますか?
これは、亥の月(旧暦10月、現在の11月頃)の最初の亥の日、亥の時間に行われる収穫祭のことです。
この日を祝うようになったのは、古代中国の無病息災を祈る風習「亥子祝(いのこいわい)」から。
平安時代に日本に伝わり、庶民に収穫祭として広まっていきました。
また、亥が火に強いことから、この日にこたつ開きや炉開きをすると火災を逃れられると言われているそうです。(季節の行事より抜粋)
亥子祝として平安貴族に広まる
平安時代になると、古代中国の宮中儀式であった『亥子祝』が伝来し、貴族の間で風習として広まりました。
有名な紫式部の『源氏物語』にも登場するほど、人気の行事だったとされています。
亥子祝の風習は江戸時代になっても続いており、正式な行事として扱われていました。
亥の子餅は地域によって呼び方が変わり、
『玄猪餅(げんちょもち)』や『能勢餅(のせもち)』『厳重餅(げんじゅうもち)』とも呼ばれています。
亥子無病息災を祈って食べる和菓子
古代中国から伝わった風習が由来の行事食が、亥の子餅です。
古代中国では『亥子祝(いのこいわい)』と呼ばれる宮中儀式があり、無病息災を願うものでした。
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