能代役七夕
のしろやくたなばた(ねぶながし)
能代市街地
最終更新:2024/1/28
能代の七夕行事は『ねぶながし(眠り流し)』とも呼ばれ、
7月の七夕祭りに灯籠を川に流し悪霊を流し去る行事であったが、蝋燭が庶民にも安価で入手できるようになってから現在のような町を引き回す灯籠へと変化していった。
明治時代に入り『役七夕』の呼称が使われて、灯籠が城郭型に大型化していった。
町が近代化に連れて電線などのインフラが整備されてくると、大型化した屋台、山車行事は運行が難しくなる。
そのおかげで姿を消した昔ながらの屋台行事も多いが、能代役七夕は屋台に工夫することでこの問題をクリアした。
市内各道路を運行中、電線に干渉せぬようシャチ飾りが可動するギミックがある。
このシャチは運行2日目に取り外され、最後に米代川でシャチ流しが行われる。
江戸時代の「秋田風俗問状答」には眠流しと記され、高さ12mにも及ぶ趣を凝らした屋台人形がことに華やか、とある。
挿絵では神輿のように人が担ぐ形態で描かれる。
狭い町内を文字通り所せましと運行するので場所によっては屋台にかなり近く、
迫力がありました。
頭にボトボトと何か落ちてくると思ったら、街路樹のマツボックリがシャチホコに干渉して落ちてきてました。
結構痛かったです。
- 駐車場:あり(能代市役所駐車場)
- 案内板:なし
- トイレ:なし
- 備考:巡行路交通規制あり
【紙書籍 (単行本)】
【秋田県教育委員会 (編集) 】
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