19. イスファハン マスジェデ・シェイフ・ロトゥフォッラー
『世界の半分』とかつて言われたほどの壮麗なイスファハン(エスファハーン)のイマーム広場(エマーム広場)。昨日はバザールうろうろでほぼ1日終わってしまったので、今日1月2日はイマーム広場にある美しいモスク『マスジェデ・シェイフ・ロトゥフォッラー』の見学から本格的にイスファハン市内観光開始!
イマーム広場
朝のイマーム広場。
噴水越しにマスジェデ・エマーム(王のモスク)のシルエット。
古い絵葉書ふうにアレンジしてみました。
Wikipediaによれば、『1617年頃までに現在見られるような姿が完成した。』んだそうで、400年くらい前の人々もほぼ同じ広場の景色を見ていたのか!
現代に生きる人間でさえ感嘆する広場なのに、400年前の人たちだったらそりゃ〜もう世界の半分って思うわなぁ。
当然ユネスコ世界遺産だ。
噴水と虹
王のモスク側(先ほどと反対方向)から見ると、噴水の水滴が作り出す虹に出会えた。
ちなみに正面に見えるモスク風の門は、昨日自称モスク修復師に連れてかれた合戦図のようなフレスコ画があったゲイサリーイェ門だ。
周囲のアーケードはバザール。
マスジェデ・シェイフ・ロトゥフォッラー外観
王のモスクより先に、まずはマスジェデ・シェイフ・ロトゥフォッラー(シェイフ・ロトフォッラー・モスク)を見学。
青のタイル壁に唐草文様のドーム、たまりませーん(>_<)
連なる青
めくるめく青の世界が空まで繋がっているよう。
年越しの時に見たライトアップもキレイだったけど、やはり日中だと青のタイルが映えて最高!
仄暗い通路
入口から礼拝堂へと続く廊下。もちろん内部も青基調だ。
期待が高まる…。
差し込む光
どわーーーーーーーー!キタ〜〜〜!!!
金色の礼拝堂に差し込む朝の光!
あまりの神々しさに、一歩踏み入れただけで鳥肌っ。
黄金の孔雀
緻密な装飾の施されたドーム。
ドームのてっぺんに反射した細長い三角形の光の筋があるが、「あれが黄金の孔雀に見えるでしょ?」とおみやげ屋さんに教えていただいた。確かに!
光を放つ孔雀の羽根、正月に相応しくおめでたい感じ。
ありがたやありがたや〜と、イスラム教徒でもないのにおめでたいと喜ぶ無節操な日本人(笑)
CGみたい…
光のコントラストで写真撮るのが難しかったけど、夢中でシャッターを切り続けた。
なんか現実離れしてCGみたいな感じ…。
厳かで濃密で現実離れした空間は、ちょうど1年前に訪れたイスタンブールのアヤソフィアを思い出させる。
唐草の窓
窓は私の大好きな『蛸唐草』にも似た透かし模様が。
この透かしを通して日光が入るためにたくさんの細い筋になって差し込むんやね。
もしもそこまで計算されて作られてるのだとしたらすごすぎる。
アーチとドーム
アーチの下に潜ってドームとアーチの競演を堪能。
神秘の小宇宙
真下から見上げたドーム。
月並みな表現しか出来ないけど、やはり「ミクロコスモス」や「宇宙的」という言葉が浮かんでくる。
装飾過剰なのに落ち着くこの感じ、不思議だなぁ。
ミフラーブ
ムカルナス(鍾乳石ふう飾り)が施されたミフラーブ(メッカの方角を示す窪み)の青いタイル装飾。
黄金ドームとの対比が素晴らしい。
個人的に青と金の組み合わせが大好きなのでもうヨダレだらだらですわ。
古代エジプト時代、ツタンカーメンのマスクを始めとしたラピスと金の組み合わせも私的にヨダレ系。
壁のカリグラフィ
壁に描かれた群青色のカリグラフィーの帯がまたまたカッコいい。
(カリグラフィー好きには堪らないトルコ・エディルネのエスキ・ジャーミィはこちら)
イスファハンの宝石箱
宝石箱の中に迷い込んだようなひとときだった。
もうこれだけでイスファハンに来て良かったと言えるくらいに満足できた。
もっと時間があればここに半日くらいいたいくらいだった。
しかし残念ながら悲しき短期のリーマン旅、のんびり過ごしてはいられない現実…。
まだまだ本日の観光は続きます!
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