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エジプト考古学博物館~ツタンカーメンの箱類~
コロナでお仕事半分にしてから、はや数ヶ月。
毎日時間はたっぷりあるからこの機会に博物館で今まで撮影した写真を全部アップしよう~、ヒエログリフの勉強とかしよう~と思っていたのですが、いつでもできると思うとかえって全然やらないで、おうちでゴロゴロ。ダメですね。。。
と言う訳で、今年1月に訪れた博物館。
ツタンカーメンの墓に埋葬されていた木製の箱がひとまとめに展示されていたので、ご紹介します。
ツタンカーメンの墓には箱や櫃が50以上埋葬されていたらしいですが、こうして見ると展示されているのは、そのごく一部ですね。
以前展示されていたカルトゥーシュ型のボックスは、海外のツタンカーメン展に展示されている為、現在博物館にはありません。
海外のツタンカーメン展、すごく人気があって動員数多かったみたいですが、今どうしてるんでしょうね?
展示されている中で1番キレイ~と目を引いた箱。蓋の部分にも装飾があったみたいですが、斜めからしか撮影できず。
向かい合わせのウラエウスちゃんが可愛いです。蓋の横部分に、尻尾がうねうねになった翼のある蛇ちゃんがいて、翼で太陽円盤(かな)を挟んでいて、その前にアンクの文字があります。
これも蓋の部分は良く見えず。
すごくシンプルだけどシックな箱と言うよりも櫃って言った方が良いのでしょうか。四角の模様の部分、3種類の色味が違う青が使われてて、アクセント的に山吹色(金色かな)が差し色であるのですが、左側に山吹色が2つ続いていて、もしかして間違えた?笑
画像を1番大きなサイズで見ても模様の材質が分からなくて、タイルだったらはめ込まれていた青が剝がれちゃったのかな。
脚の長い箱と、低い箱。脚の長い箱は下の部分にも別の箱を収納してたのでしょうか。
ネブの文字の上にジェドとチェトが載っていて、素敵なデザインですが、チェトの部分が黒いので最初ジェドだけかと思ってしまいました。ウラエウスちゃんの箱と同じ形の箱。
蓋の形が独特な形をしていて、こういう形の箱ってお墓の壁画とかにも描かれていたりしますよね。
かなり頑丈そうな箱。私が持っている本によるとこの箱はおもちゃ箱で、発見された当時は中に宝飾品やゲーム盤、投石器や玉の火おこし道具が入っていたそうです。
箱と蓋を繋ぐ蝶番が、当たり前と言えば当たり前なのかもしれないけど、現代と同じでちょっと感動。
(現代の私でも手作りでこれを作れと言われても、作れないもん。笑)
右側の箱がちょっと気になって、もっとちゃんと撮れば良かった。。。
これは有名な箱ですねー。馬が引く戦車に乗ったツタンカーメンが、弓で矢を射って、敵を蹴散らかす戦闘シーンが描かれています。
ツタンカーメンは病弱で実際には戦闘には出ていなかったと言われてきましたが、最近埋葬されていたバラバラになった鎧を調べてみたら、戦闘で受けた傷などがあり、実際には戦場に出向いていたのでは・・・と言うニュースがありましたね。
ライオンの姿のツタンカーメンが、敵を踏み倒しているシーン。尻尾がクルンってなってて、可愛い♪
そして模様もすごく凝っていて美しいのですが、私のカメラの画質がひどくて残念。
これも有名な箱。
仲睦まじいツタンカーメンとアンクエスエンアメンの姿が施された蓋の部分。これ、本で見ると髪の毛の描写が素晴らしくて感動物なのですが、私の写真ではその美しさの100分の1もお伝えできなくて、すみません。笑
アンクエスエンアメンの足元には跪いて花を摘んでいる女性の姿があり、アンクエスエンアメンがその摘んだ花をツタンカーメンに差し出しています。
私の写真では分かりづらいのですが、ツタンカーメンは手に杖を持っています。
ツタンカーメンは足が不自由だったと言われていますが、それで杖を持っているのでしょうか。
躍動感のある動物が施されているのですが、私の写真では全然分からないですね。笑
別の面は少し明るかったので、少しマシ?
そして弓を引くツタンカーメンと、足元に座って次の矢を手渡そうとしているアンクエスエンアメンの姿。廻りに施されている植物の描写も素晴らしいです。
博物館がコロナでクローズしている間に、センウセルト1世の像やダハシュールボートなどが、大エジプト博物館に移送されてしまっていますが、ツタンカーメンの遺物がどうなっているのか気になる所です。
7月1日から再オープンするそうなので、楽しみ~。
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