2025年4月1日火曜日

石尾神社(石堂はん) 古代祭祀遺跡: あれこれある記

石尾神社(石堂はん) 古代祭祀遺跡: あれこれある記

石尾神社(石堂はん) 古代祭祀遺跡

徳島県美馬市穴吹町古宮平谷

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山中の大断崖に鎮座する石尾神社に参拝しました。

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国道492号線→県道259号線→林道杖立線へと進み、
ヘアピンカーブ入り口の小さな案内板から分岐道を進みます。
案内板から先の路面は荒れているので、車は進入しないほうが無難です。
約230m先で車道も終点ですので、林道から歩いて行ってもいいでしょう。




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こちらが車道終点の広場です。石尾神社への取り付きは、奥に見える橋を
渡ったところからで、左に続く山道を進みます。
神社への参拝とは言っても、内容的には「山歩き」です。
登山靴に履き替え、お賽銭と飲み物を持って出発します。

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橋を渡ってからは川沿いに、人一人がやっと歩ける細い山道を歩きます。

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6分程歩くと大きな岩が現れます。岩の左側を巻くように進むと、すぐ上に
お堂の屋根が見えてきます。

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お堂は全ての扉が閉められていました。こちらもお堂の左側を進みます。


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お堂から5分程で鳥居に到着です。少し息を整えます。

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右の斜面を見ると巨大な結晶片岩の露頭が屹立しています。
高さは8m以上はありそうです。神々しく身震いするような迫力でした。

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鳥居の前には「石尾神社」と「石尾神社のコウヤマキ群落」の2つの
案内坂が設置されています。
「石尾神社は御神体の結晶片岩の露頭とその周囲を囲む板状列石によって
構成される。露頭は約100m×50m×30mの巨大なもので、露頭上部には
樹高約24m、幹周り約2mの高野槙が約45本群生する。周囲を囲む板状列石は
結晶片岩の板石を約50mにわたり並べたものであり、現在の神社の玉垣と
同様の役割を果たすものと思われる。」

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さあ、いよいよ神域へと足を踏み入れます。鳥居の下で一礼して、
まるで石門のような巨石の間を心静かに進みます。

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狛犬と灯篭の間を上り、断崖に沿って進むと

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参道脇に磐境(いわさか)の板状列石が続きます。

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緑泥片岩の板石は高さが40~60cmのものが多くみられます。
「大きいものでは高さ1.5m、幅1mに及ぶものがある」ともいわれますが、
見える範囲では確認できませんでした。

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磐境が続く道から右に進むと、巨大な断崖に「金鶏の風穴」、向かいの岩に
「方面の風穴」の案内板があります。

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金鶏の風穴:この穴は清水がありさらに進むと金鶏の像があると伝えられる。
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方面の風穴:この地は剣山の前宮として拝し参拝者の行場であった。
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縦の亀裂が「金鶏の風穴」です。 途中までは、人がなんとか入って行けます。

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伝説では「約20m進むと急に曲がり池がある 池の奥深くに金鶏の像がある」
といわれています。
亀裂の幅はだんだん狭くなり奥は真っ暗で、20mも進めるのでしょうか。

「方面の風穴」はどこを指すのかよくわかりませんでした。


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「金鶏の風穴」がある断崖もとても大きく、思わず感嘆の声が出てしまいます。

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斜面を少し上ると、石尾神社と大きな断崖が目に飛び込んできます。

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断崖下部に「雨乞いの岩屋」と書かれた窪みがあります。
その辺の枝を燃やした跡がありました。

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断崖に張り付く石尾神社に着きました。
立派な蔓が断崖の上まで伸びています。

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社殿は一間社流造、主祭神は須佐之男命 大山祇命 水波女命の、
祈雨の神をお祀りしているそうです。本殿横の石灯籠も味がある造りでした。

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この露頭断崖たるや、ものすごいものです。大昔から畏敬の念をもって
祀られているのは納得のいくところです。
断崖の上には高野槙の群生も見られます。

山道に入って、写真を撮りながらゆっくりと登って45分程で社殿に到着しました。

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