2025年3月18日火曜日

決定版 阿波の古代史 邪馬台国は阿波だった | ANYA 2025

決定版 阿波の古代史 邪馬台国は阿波だった | ANYA

https://www.amazon.co.jp/dp/4286262138

目次
第1章 記紀神話の舞台は阿波国内だった
第2章 阿波にはなぜ天皇と結びつく神社が多いか
第3章 阿波は天皇家の祖の土地だった
第4章 古代遺跡から見えてくる阿波の古代史
第5章 卑弥呼と天照大御神をめぐるタブーを明かす
第6章 中国正史から邪馬台国の場所を読み解く 
第7章 邪馬台国は四国一円に広がる巨大な国だった
第8章 歴史から消された阿波古代史
第9章 徐福や呉の人々や古代ユダヤ人が邪馬台国を造った
エピローグ

ANYAチャンネル
https://youtube.com/@anya-channel

YouTubeではじめてANYAチャンネルを見た時は驚いた。

本書前半は古事記の舞台は阿波、後半は邪馬台国は阿波という主張。最終章でユダヤ系渡来人についてか簡単に触れていた点は賛否をさらに分けるだろうが合理的説明がなされている。
森永卓郎氏が『書いてはいけない』で日本のタブーを3つ書いていたが一つ目は本書で扱われる邪馬台国阿波説に差し替えるとしっくりくる。論争からは300年、1300年以上タブーになってきた話題だ。
本書はいろいろな集合知である成り立っているが、それでも「#1:39深曽木の儀 #6:124至於」については仮説としてもオリジナルで画期的だ。特に後者の第6章「至於」についてが本書の白眉。
邪馬台国論争はANYA以前と以後に分かれるだろう。
ユダヤの問題含めて、アカデミズムは無視するだろうが状況は変わっている。前半笹田、後半越智氏が、参照される。
安本美典氏は名前が出てないが本書は卑弥呼=天照大御神説をとるので九州説だが間接的に意識されている(#5:101)。

以下の文献が本書で参照される。近著で入手しやすい。

『最終結論 皇都ヤマトは阿波だった』単行本 – 2024/4/18
笹田 孝至 (著)
"サイエンスで読み解く古代史ミステリー 最終結論 邪馬台国は阿波だった! 』(リベラル新書 010) 新書 – 2024/12/18
越智正昭 (著)
 
本書では引用されないがANYA氏は以下の書籍からも影響を受けたらしい。

"ユダヤアークの秘密の蓋を開いて 日本から《あわストーリー》が始まります』単行本(ソフトカバー) – 2016/1/22
香川宜子 Kagawa Yoshiko (著)

阿波古代史関連書籍では写真が多く電子版も出ている以下もおススメ。

『古代史入門: ~邪馬台国から平城遷都まで~ 阿波から始まる古代の軌跡』ペーパーバック – 2022/5/14
藤井 榮 (著)

ANYA氏は専門家ではないらしいが上の著者達とも対話を積み重ねており、今後も開かれた言説の場を提供して行くだろう。そこが画期的だ。

メモ:

#6:124太平御覧における「至於投馬国」と魏志倭人伝「至投馬国」

#章:頁数
#1:27オキの三つ子島
#1:28サド
#1:36伊島
#1:39深曽木の儀
#1:44笹田
#2:54勧請
#6:124至於 
#7:148大津
#7:161鏡石
#7:168越智
#8:182カンドリ
#10:212諏訪

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