2025年3月7日金曜日

「石積みは後世に積み直された」仁徳天皇陵古墳の墳丘に研究者17人が初めて立ち入り調査 - 産経ニュース

「石積みは後世に積み直された」仁徳天皇陵古墳の墳丘に研究者17人が初めて立ち入り調査 - 産経ニュース

「石積みは後世に積み直された」仁徳天皇陵古墳の墳丘に研究者17人が初めて立ち入り調査

仁徳天皇陵古墳の第一濠をボートで渡る研究者ら(宮内庁提供)
仁徳天皇陵古墳の第一濠をボートで渡る研究者ら(宮内庁提供)

日本考古学協会など17の研究者団体が7日、5世紀中ごろに造られた国内最大の前方後円墳、仁徳天皇陵古墳(大山古墳、堺市堺区)を立ち入り調査した。管理する宮内庁以外の団体が同古墳の墳丘に入るのは初めて。同協会理事で東京学芸大の日高慎教授は「前方部の石積みは後世に積み直されているなど、入ってみないと分からないことが分かった」と語った。

同古墳は世界遺産「百舌鳥(もず)・古市古墳群」の構成資産の一つ。宮内庁が管轄する別の古墳は平成20年以降、立ち入りが許可されたものもあるが、仁徳天皇陵古墳は今回初めて許可された。

この日は研究者団体の17人が宮内庁の管理用ボートに乗り、3重の濠(ほり)のうち最も内側の第一濠(幅約70メートル)を渡って墳丘に上陸。約2時間半かけて一周し、墳丘の状態などを観察した。日高教授は「崩れている部分が多く、とくに前方部は溝状の亀裂が入っていた」と説明した。

研究者団体はこの日、古墳や遺跡のさらなる公開や観察範囲の拡充を求める声明を発表した。

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