2025年12月25日木曜日

鈴村智久 Tomohisa SuzumuraさんによるXでのポスト

 
 
鈴村智久 Tomohisa Suzumura
⁦‪@SUZUMURA_Inc‬⁩
久々に本を読みながら感動しました。
納富先生が『パイドン』の研究史を振り返る「解説」で、近年の英米圏の研究ではかつての分析哲学によるアプローチから、オルフェウス教、ピタゴラス派の系譜に連なる「神秘思想」に定位した方向へシフトしつつあると率直に述べてくださっています。 pic.x.com/8S3FL45GWb
 
2025/12/04 22:05
 
 
久々に本を読みながら感動しました。
納富先生が『パイドン』の研究史を振り返る「解説」で、近年の英米圏の研究ではかつての分析哲学によるアプローチから、オルフェウス教、ピタゴラス派の系譜に連なる「神秘思想」に定位した方向へシフトしつつあると率直に述べてくださっています。

「神秘主義(mysticism)を過剰に嫌悪し哲学史から排除する者は、この世界と宇宙が神秘に満ち溢れ、私がここに生きてあることそれ自体が神秘であるという現実感覚を失っている。無論「神秘」という言葉の意味が問題であり、軽々に使うべきではないが、現代のそうした不感症を見直し、私たちを目覚めさせてくれる哲学の言論として、『パイドン』は読まれるべきかもしれない」(『パイドン』、p.272-273)

ちなみに、イアンブリコスは『ピタゴラス的生き方』において、プラトンはピタゴラス派の哲学者であったと位置付けていますが、このような見方は中期プラトニズムでは珍しくありませんでした。
古代ギリシアにおける霊魂論、輪廻転生論、死後の世界観に関心のある方にとって、『パイドン』は読みやすさにおいてもダイナミックな議論構成においても、史上最高の古典だと思います。

#読了 
#読書垢とつながりたい

0 件のコメント:

コメントを投稿

第32回 阿波古代史講座(前半)「柿本人麻呂の謎を解く」

第32回 阿波古代史講座(前半)「柿本人麻呂の謎を解く」 youtu.be 57:00 266 近江の湖、夕波千鳥、汝が鳴けば、心も萎に古思ほゆ  266 近江の湖水。その夕波に鳴く千鳥よ。公樣が鳴くと云ふと、自分は、意氣が銷沈して、昔の事が思はれてならぬ。 (傑作) 以下藤井榮...