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出典:
『ソクラテスの弁明』
『パイドン~魂について~』
プラトン著
納富信留(のうとみ・のぶる)訳
光文社古典新訳文庫
以下、『ソクラテスの弁明』より
…
もし私があなた方を懇願によって説得して、宣誓した皆さんを懇願で無理強いするとしたら、明らかに、私はあなた方に神々が存在しないと考えるように教えていることになるでしょう。それではまさに、弁明をしながら、私が神々を信じていないと私自身を告発することになってしまいます。
しかし、まったくそんなことはありません。アテナイの皆さん、私は実際、神を、私の告発者のだれにもまして、信じています。そして、私にとっても皆さんにとっても最善になるように、私について判決を下されるよう、あなた方と神にお任せします。
…
以下、『パイドン』より
…
「よろしい、優れた者よ。君はこのことに知識を持っている。何をすればよいのかね。」
すると、彼は言いました。「いや、ただ飲んで、両脚が重くなるまで歩き回って、その後横になっているだけでいい。そうすれば、こいつは効くだろう」。そして同時に、その杯をソクラテスに手渡しました。
…
「分かったよ。だが、神々に祈りを捧げることは許されているだろうし、それは為さねばならない。この世からあの世への移住が、幸あるものとなりますようにと。これを私はお祈りします。どうぞ叶えて下さい。」
…
「なんということをやっているのだ。驚いた人たちだね。私はまさにこのことのために、つまり、こんな失態をしでかさないようにと、女たちを家に帰したのに。私は、静寂において死を迎えるべきだと聞いている。だから、落ち着いて、耐えなさい。」
…
「クリトンよ、ぼくたちはアスクレピオスの神様に鶏をお供えする借りがある。君たちはお返しをして、配慮を怠らないでくれ。」
以下、『パイドン』解説より
「神秘主義(mysticism)を過剰に嫌悪し哲学史から排除する者は、この世界と宇宙が神秘に満ち溢れ、私がここに生きてあることそれ自体が神秘であるという現実感覚を失っている。無論「神秘」という言葉の意味が問題であり、軽々に使うべきではないが、現代のそうした不感症を見直し、私たちを目覚めさせてくれる哲学の言論として、『パイドン』は読まれるべきかもしれない」(『パイドン』、p.272-273)
ロッセリーニ『ソクラテス』
ゴダールはロッセリーニはソクラテスだと言ったそうだが、そのロッセリーニは晩年、教育的な歴史映画シリーズの一環として、西欧の偉大な哲学者を題材にした作品を作っている(「ソクラテス」(1970) 、「ブレーズ・パスカル」(1972)、「デカルト」(1974))。上記作品は全編ネット上で見ることができる。
Sócrates - filme completo
http://youtu.be/SlJSF-V6yBA
参考:
http://shahr.exblog.jp/12516561/
古代世界の午後雑記 : 古代ギリシア歴史映画1971年版「ソクラテス」
Blaise Pascal - Filme Completo
http://youtu.be/C3fhX3q0-SQ
Descartes - Filme Completo
http://youtu.be/T9cq7G8hoAE
字幕がなかったり、ポルトガル字幕だったりするので内容はよくわからない。ソクラテス以外は英語字幕版が発売されているようだ。
デカルト以外は主人公の死で終わる。まるでパゾリー二映画みたいだ(逆か?)。
近代を題材にした方が出来がいいように思える。
以下はデカルトの英語字幕版(一部のみ)。
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