日蓮も忌部?
日本各地を開拓した阿波忌部の足跡 安房国編 古の『古語拾遺』の記憶
安房神社7月10日
≪忌部塚祭≫
本日、午前8時から忌部塚において忌部塚祭が斎行されました。
忌部塚とは、昭和7年、安房神社の境内において井戸の採掘工事をした際、その場から発見された人骨22体を、忌部一族の遠祖と仮託して御霊と人骨を塚に祀り、房総開拓・隆盛の大功を偲ぶ縁(よすが)としているものです。
そもそも忌部氏とは朝廷の祭祀に奉仕した古代の神祇氏族の一つであり、四国の阿波国、房総の安房国を開拓した氏族です。
忌部氏は安房神社・上の宮の御祭神・天太玉命の子孫が本宗(おおもとのことです)となり、配下に天日鷲命(あめのひわしのみこと)を祖と仰ぐ阿波忌部氏、手置帆負命(たおきほいのみこと)を祖と仰ぐ讃岐忌部氏、彦狭知命(ひこさしりのみこと)を祖と仰ぐ紀伊忌部氏、櫛明玉命(くしあかるたまのみこと)を祖と仰ぐ出雲の玉作(たまつくり)氏、天目一箇命(あめのまひとつのみこと)を祖と仰ぐ筑紫・伊勢の忌部氏がいました。この五柱(神・霊または高貴な人を数えるのには柱(はしら)を用います)の神は、相殿(あいどの・同じ社殿に二柱以上の神を合祀すること)の神として上の宮に祀られています。そして、これら忌部五部神を率いた本宗の忌部氏は幣帛の調達や宮殿建築儀礼に従事しました。
毎年7月10日にはその御霊に対して報恩崇祖の誠を捧げる忌部塚祭が斎行されております。



































































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