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参考
以下
『古代史入門』
藤井榮著210頁より
・この「峯薬師」[=徳島県現法谷寺]の寺宝・秘仏は、 古えより伝えられていた 「救世観音像(ぐぜかんのんぞう)」と「峯薬師尊像(みねやくしそんぞう)」で、嘉永年間、 この二体の仏像の宝前で永代供養を行った時の石塔があるところをみると、その時にはこの寺にあったことは確実なのであるが、明治中期にいつの間にか忽然と消えてしまった。
・ところが、 明治17年夏、 奈良法隆寺でこの寺の天平の資材帳にも見当たらず、寺の記録にも載っていない仏像が、かの岡倉天心立ち会いの下、フェノロサらによってぐるぐる巻の布を解かれて発見され、「1200年にわたるヴェールをはがされて人目にさらされた (法隆寺建立以来誰も見た者はいない。)千古の秘仏!」と当時騒がれたが、 何と! それが峯薬師で行方不明となっていたあの 「救世観音像」 であった。
真に不可解な出来事で驚かされる。
(以上、 岩利大閑著 『道は阿波より始まる』 (その一) 150頁より概略引用)
・「救世観音像」の"救世"は、本寺院の山号「救世山」との強い結びつきを物語っている。
-この事実は一体何を意味するのか -
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