2026年4月1日水曜日

ヤマトの語源 田中孝顕『日本語の真実』327~8頁

ヤマトの語源

田中孝顕『日本語の真実』(2006)327~8頁


 《これはまだ仮説に過ぎないが、「倭」とは以下のように、タミル語*yal>el (太陽)の*yalから-lが脱落したものではないか、と私は考えている。
 と同時に、「倭」はあくまでも「倭」で、「日」とは関係なく、「ヤ」という「日」の古語があっ
3て、これがヤ・マトとなった、とも言える。
 モト、マトと対応するタミル語は幾つかある。…ヤマトは日の本、つまり日の中心という意味なので、この「モト」は、タミル語
mattiy-am [centre (中心).middle(中央)」のことであろう。「本」の「モ」も「ト」も乙類であり、ヤマトの「ト」も乙類である。「マ」は中性であるのでどの類にも属さない。この話は原始日本語ではマッディャと聞こえるであろう。したがって、シナの記録書が邪馬臺と「臺」の文字をあてたのは、実際の発音に近いといえる。これらのmut-al と mattiy-am は日本の対応語が同一のmotoであったために、のちに混同されるに至ったと思われる。東と書いて「ヤマト」と訓ませるのも、既述のように「日の本」であるからである。》



り、Aの部分は後漢書と異なるが、それは「現存する後漢書」とは異なるだけで、本来は「倭面
土国」とあり、後それが「倭面上国」と誤記され、さらには「倭面国」と誤記され、そして次には省略もしくは転写時に書き漏らされたものであろう。
後漢書からの引用で「倭面国」とある「釈日本紀」や「日本書紀琉」の記述は、『後漢書』にそのような誤記があったのでそのまま転記したものに違いない。
これまで、「倭面土」について、明確な論証がなされなかったのは、「ヤマト」を「ヤマ・ト」と理解していたからではないだろうか。だがこれを「ヤ・マト」と解すれば、まず「ヤ」国(=「ワ」国)があり、その中から「ヤ・マト」国が誕生したとする理解が可能になる。「ヤ」と「ワ」は半母音同士で交替可能であることは既に述べたが、実例に乏しい。これは次に譲る。
第六節 日の日のあさって

 倭面土という記述が倭を「ヤ」とも読みうる道を開いている、というのも拠り所の一つである。これはまだ仮説に過ぎないが、「倭」とは以下のように、タミル語*yal>el (太陽)の*yalから-lが脱落したものではないか、と私は考えている。
 と同時に、「倭」はあくまでも「倭」で、「日」とは関係なく、「ヤ」という「日」の古語があっ
3て、これがヤ・マトとなった、とも言える。
 モト、マトと対応するタミル語は幾つかある。一つはタミル語 mut-al [1. beginning (始め):2.first (第1):3.cause(原因):4.God, as the First cause(造物主としての神):5. one who is first or oldest(最初のあるいは最も古いもの):6.best(最善):7. that which is qualified(適任であるもの):8.principal(元手).fid (基金).capital(資本):9.00t(根源):10.base(基点).foot(足元).bottom or lowest part ofanything (基部・最下部):11. stump(基部):12.place(場所):13. whole, integral thing (全体のもの・完全なもの):14. stock(器務).store(え)](日/O対応。。/a交替)で、これは「形」「基」「た」という意味と対応する。
 しかしヤマトは日の本、つまり日の中心という意味なので、この「モト」は、タミル語
mattiy-am [centre (中心).middle(中央)」のことであろう。「本」の「モ」も「ト」も乙類であり、ヤマトの「ト」も乙類である。「マ」は中性であるのでどの類にも属さない。この話は原始日本語ではマッディャと聞こえるであろう。したがって、シナの記録書が邪馬臺と「墓」の文字をあてたのは、実際の発音に近いといえる。これらのmut-al と mattiy-am は日本の対応語が同一のmotoであったために、のちに混同されるに至ったと思われる。東と書いて「ヤマト」と訓ませるのも、既述のように「日の本」であるからである。
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「」についてもう少し考えたい。ヤマトの「ヤ」は、「やのあさって」「やのやのあさって」
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ヤマトの語源 田中孝顕『日本語の真実』327~8頁

ヤマトの語源 田中孝顕『日本語の真実』(2006)327~8頁  《これはまだ仮説に過ぎないが、「倭」とは以下のように、タミル語*yal>el (太陽)の*yalから-lが脱落したものではないか、と私は考えている。  と同時に、「倭」はあくまでも「倭」で、「日」とは関...