2026年3月29日日曜日

freeassociations: エンゲルス - Friedrich Engels (1820~1895)

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Eugen Karl Dühring (1833~1921)
弁証法の優先権(デューリング再考)〜Table of Dühring "Cursus der Philosophie als streng wissenschaftlicher Weltanschauung und Lebensgestaltung"1875
http://nam-students.blogspot.jp/2013/04/blog-post_3.html

デューリングのリービッヒへの言及は、邦語アンソロジー2016年『マルクスとエコロジー』におけるカール=エーリッヒ・フォルグラーフ[Vollgraf,Carl-Erich]による論考「マルクスと発展した資本主義的生産における社会の物質代謝の絶え間ない破壊」(250頁)に詳しい。
デューリングはマルクス研究者には資本論の最初の書評を書いたことで知られている。

以下、デューリングとエンゲルス、マルクスの著作相関年譜。
デューリング『自然的弁証法』
Duhring  Naturliche Dialektik, 1865    

https://play.google.com/store/books/details/Eugen_D%C3%BChring_Nat%C3%BCrliche_Dialektik?id=GKR5P4hPi34C

https://play.google.com/books/reader?id=GKR5P4hPi34C&pg=GBS.PA1&hl=ja
。。。
同年ケアリーの解説書で、デューリングは自然と社会の全体的考察を目標として掲げ、リービッヒを数多くのドイツ人批判者たちに対して擁護した。

Henry Charles Carey 1793-1879
The Principles of Political Economy , 1837-40.
The Past, the Present and the Future, 1843.
上記の2冊に言及。

Duhring 1865,
[Carey's Umwälzung der Volkswirtschaftslehre und Socialwissenschaft, 1865]
(ケアリーの経済学と社会科学の変革)

https://play.google.com/store/books/details/Eugen_D%C3%BChring_Die_Verkleinerer_Carey_s_und_die_Kri?id=GDxdAAAAcAAJ

https://play.google.com/books/reader?id=GDxdAAAAcAAJ&pg=GBS.PA1&hl=ja
以下1866で体系化、

エンゲルス『自然弁証法』
Engels   Dialektik der Natur 1873 〜1886
明らかにタイトルを剽窃している。


参考:
Engels  1878,[Herrn Eugen Dühring's Umwälzung der Wissenschaft
  (
Anti-Dühring)]
オイゲン・デューリング氏の科学の変革(反デューリング論)後述。

以下を意識した書名。

Duhring 1865,
[Carey's Umwälzung der Volkswirtschaftslehre und Socialwissenschaft, 1865]
(ケアリーの経済学と社会科学の変革)

デューリング『国民経済学説の批判的基礎づけ』(Kritische Grundlegung der Volkswirtschaftlehre,1866)

https://books.google.co.jp/books?id=dfBu5bPaQr8C&pg=PR1&redir_esc=y#v=onepage&q&f=false

広く知られたアメリカの経済学者で、出版業を営んでいたヘンリー・チャールズ・ケアリの「土地疲弊と掠奪耕作の回避を国民経済学政策の構成部分に含める」という要求を、デューリングは支持した。

Kritische Grundlegung der Volkswirthschaftslehre
https://books.google.co.jp/books?id=dfBu5bPaQr8C&pg=PR1&redir_esc=y#v=onepage&q=230&f=false
p.230

デューリングのターム 1866
(Regulierung der) Stoffvertheilung
物質流通(規制) 物質の分配の意識的な規制

「限界のない自然の貯え」は存在せず、「また限界のない自然の遂行能力も」存在しないのであり、「あらゆる機能や量は時間と限度によって制約されている」。いまや土地疲弊の問題はアメリカだけでなく、ヨーロッパでも感じられるようになっているという。それは「国民の生存を根幹から」脅かす。こうして、デューリングは持続的で「意識的な物質分配の規制」を訴えた。

(ケアリと共にリービッヒにも言及。)


マルクスのターム、物質代謝[Stoffwechsel](資本論1867)★★は、デューリングのターム 物質流通規制 [Regulierung der Stoffverteilung](『国民経済学説の批判的基礎づけ』(Kritische Grundlegung der Volkswirtschaftlehre,1866に一箇所出てくる)に似ている。


マルクスのターム 1867 資本論
Stoffwechsel
物質代謝


マルクスはこの用語を幅広く使っている。


デューリング『国民経済学および社会主義の批判的歴史(Kritische Geschichte der Nationalökonomie und des Socialismus)』(1871,第二版1875)❶

https://play.google.com/store/books/details?id=5DskAAAAMAAJ&rdid=book-5DskAAAAMAAJ&rdot=1

https://play.google.com/books/reader?id=5DskAAAAMAAJ&pg=GBS.PR3&hl=ja

デューリング『批判的歴史』(未邦訳。エンゲルスが引用したのは1875第二版)後半部ではプルードンに多く触れられているが『反デューリング論』のマルクス(一部執筆)とエンゲルスはそれを無視している。とくに原著111頁(大月20巻124頁)ではわざわざプルードンの部分だけカットしている。

デューリング『国民=社会経済学教程(Kursus der National- und Sozialökonomie)』(1873,第二版1876)❸
https://play.google.com/store/books/details/Eugen_D%C3%BChring_Cursus_der_National_und_Social%C3%B6konom?id=9idPbuxk118C


『反デューリング論』の中の後期に発表された篇で批判の対象となった。『空想から科学へ(Die Entwicklung des Sozialismus von der Utopie zur Wissenschaft)』1880の内容と重なるのは1871,1873の二冊。
デューリング『厳密な科学的世界観と生命形成論としての哲学教程』(1875年)未邦訳)❷
"Cursus der Philosophie als streng wissenschaftlicher Weltanschauung und Lebensgestaltung"

https://books.google.co.jp/books?id=1wxcAAAAcAAJ&pg=PP5&redir_esc=y#v=onepage&q&f=false


https://play.google.com/store/books/collection/cluster?gsr=SheCARQKEAoMNURza0FBQUFNQUFKEAkQBA%3D%3D:S:ANO1ljKNpLo


https://books.google.co.jp/books?id=1wxcAAAAcAAJ&pg=PP5&redir_esc=y#v=onepage&q=antike&f=false


https://play.google.com/store/books/details/Eugen_D%C3%BChring_Cursus_der_Philosophie_als_streng_wi?id=k0tAesIcg0AC


https://play.google.com/books/reader?id=k0tAesIcg0AC&pg=GBS.PA308&hl=ja&q=308


https://archive.org/details/cursusderphiloso00dhuoft/page/308/mode/1up


Was aber die Wegräumung des istorischen Gewaltstaats anbetrifft, so muss er unter allen Umstän-en seiner eignen Logik, nämlich derjenigen der Missachtung der ierechtigkeitsmotive anheimfallen. Diese Logik besteht des Näheren arin, dass schliesslich in ihm eben nur die Gewalt, aber nicht mehr er Schein des Moralischen gesehen wird, und dass er demgemäss urch die Unzulänglichkeit dieser Gewalt zusammenbricht, sobald hm die Kraftelemente, die er sonst noch mit ideellen Mitteln seiner ignen einsichtserdrückenden Art bannen konnte, den Dienst ver-agen.

しかし、歴史的な暴力国家の解体に関しては、いかなる状況下においても、それは自らの論理、すなわち正義の動機を軽視するという論理のなすがままにならざるを得ない。この論理は、具体的には、最終的にはその国家の中に暴力のみが見られ、もはや道徳的な装いは見られなくなり、それゆえ、本来ならその国家が、自らの洞察を圧殺する性質を持つ観念的な手段によって封じ込めていた力的な要素が、その役目を果たさなくなった瞬間に、その暴力の不十分さによって国家は崩壊するという点にある。


p.308


https://freeassociations2020.blogspot.com/2026/03/cursus-der-philosophie-als-streng.html


エンゲルスはまず最初に主にこの本に抗するようにして『空想から科学へ』の前身となる『反デューリング論』(1878年。正式名は「 Herrn Eugen Dühring's Umwälzung der Wissenschaft  (Anti-Dühring)オイゲン・デューリング氏の科学の変革」。序論と社会主義論である第三部は後にまとめられた)を書いた。
レーニンがエンゲルス経由で「マルクス主義の3つの源泉と3つの構成部分」として定式化した社会主義理論❶、哲学❷、経済学❸の3つの要素も、元々はデューリングの上記三冊に配分された体系に由来することになる。
1978年、
《私には、デューリング氏の体系にたいしていまひとつべつの体系を対置することなどほとんど思いもよらないことだが、読者にたいしては、論ぜられている問題の多様性にもかかわらず、私の提出した諸見解のなかにも内的関連があることを見失なわないように望むものである。》
エンゲルス『〔反〕デューリング論』への旧序文 1878年5~6月
。。。
1884年、
《ーーそれ(注:原生的共同社会の力)は打ち砕かれた。だが、それを打ち砕いたものは、われわれにははじめから堕落と、古い氏族社会の単純な道徳的高みからの堕罪と思える諸影響であった。新しい文明社会、階級社会をひらくものは、低劣きわまる利害ーーいやしい所有欲、獣的な享楽欲、きたならしい貪欲、共有財産の利己的的な略奪ーーである。古い無階級の氏族社会を掘りくずし、引き倒すものは、破廉恥きわまる手段ーー窃盗、暴行、奸計、裏切りである。》
エンゲルス『家族・私有財産・国家の起源』マルエン全集21:101頁 
赤字部分をサルトルが引用。デューリングに近いという。
 
上記の考察はサルトル『弁証法的理性批判』の稀少性を考察した章における反デューリング論への言及に関連する(邦訳1:172頁)。 稀少性が欲求を増殖させる生産諸関係の暴力性をデューリングは直接的暴力ととらえてしまっているという(CRD「稀少性...」)。ただし、デューリングを批判するエンゲルスも同様の見解を述べていて、実は両者は大差ないのである(サルトル「倫理学ノート」参照)。 

《要するに、エンゲルスの秘教的教義が非道徳的決定論であるならば、彼の外面的教義は、デューリングの教義と同様に、経済的抑圧を政治的暴力に還元することに帰着する。》
(サルトル)
Notebooks for an Ethics1992/10 Jean-Paul Sartre、 David Pellauer  英訳

ちなみに、ニーチェもデューリングの『…哲学教程』(1875年)における記述の否定的展開から永劫回帰の説をあみだしたらしい(邦訳シュタイナー『ニーチェ』197頁)。★★★
(『空想から科学へ』(1877)以前からマルクス、エンゲルスがデューリングを読んでいたことがわかる。)
デューリングはリストの影響を受けて、ボワギルベールを再評価するなど、歴史学派、名目貨幣論、信用貨幣論の系譜だ。


1865

https://books.google.co.jp/books?id=dfBu5bPaQr8C&pg=PR1&redir_esc=y#v=onepage&q=230&f=false

p.230



"Gesetzt nun aber, unser wirthschaftendes Subject kümmerte sich nicht um die Schliessung dieser Kette von Processen, liesse vielmehr jene Ausscheidungen und Reste unbeachtet, und bleiben wo es ihnen beliebte, so würde sich die landwirthschaftliche Production zuletzt doch in eine sehr missliche Lage gebracht sehen. Man würde um ausreichenden Dünger oder vielmehr um die Beschaffung desselben in Verlegenheit gerathen. Die Ernten würden unvermeidlich abnehmen. Dieser Eventualität gegenüber, welche die Volksexistenz an ihrer Wurzel bedroht, giebt es nur ein einziges Mittel, nämlich die bewusste Regulirung der Stoffvertheilung. Hätten wir an dieser Stelle schon den gesellschaftlichen Zusammenhang zu erwägen, so würden wir auch auf die internationalen Ortsverän. derungen des beweglichen Theils des Grund und Bodens specieller hinweisen müssen. Man kann gewissermassen den Boden selbst exportiren, indem man fortdauernd die Erzeugnisse desselben an ferne Oerter bringt, von denen die so entzogenen Pflanzennährstoffe nicht zurückkehren."

抜粋: : Dühring、Eugen. "Kritische Grundlegung der Volksirtschaftslehre." A. Eichhoff. iBooks. 


「しかし、今、私たちの経済主体がこの一連のプロセスの閉鎖を気にせず、むしろそれらの排泄物と残留物を無視し、彼らが喜ぶところにとどまると仮定すると、農業生産は最終的に非常に不幸な立場に置かれるでしょう。十分な肥料、あるいはその調達について恥ずかしい思いをするでしょう。収穫は必然的に減少します。そのルーツで人気のある存在を脅かすこの不測の事態に直面して、唯一の手段、すなわち物質の分配の意識的な規制があります。この時点で社会的背景を考慮する必要がある場合は、国際的な地域の変化も検討します。土地の可動部分の変化をより具体的に指摘する必要があります。ある程度、その製品を離れた場所に継続的に持ち込むことによって土壌自体を輸出することができ、そこから引き出された植物の栄養素は戻らない。」

抜ている::Dühring、Eugen。 「経済学の重要な基盤」。 A.アイヒホフ。 iBooks。

p.230

https://play.google.com/books/reader?id=dfBu5bPaQr8C&pg=GBS.PA230&hl=ja

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ヘンリー・C・ケーリー (Henry C. Carey)1793~1879

https://modernmonetarytheory2024.blogspot.com/2026/03/henry-c-carey.html


NAMs出版プロジェクト: Liebig ユストゥス・フォン・リービッヒ 1803~1873
http://nam-students.blogspot.jp/2017/06/liebig.html


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