2026年3月19日木曜日

米国政治を動かす福音派とは何か 宗教学者の加藤喜之さんに聞いた:朝日新聞

米国政治を動かす福音派とは何か 宗教学者の加藤喜之さんに聞いた:朝日新聞

米国政治を動かす福音派とは何か 宗教学者の加藤喜之さんに聞いた

 「米国を再び偉大にする」と唱えるトランプ氏が2度目の米大統領に就任して1年がたった。中東でイスラエルを一貫して支持し、国内では強引な移民取り締まりを進める。支持基盤として注目されているのが、キリスト教福音派だ。彼らはなぜトランプ氏を支持するのか。福音派の教会に通っていたこともあるという宗教学者の加藤喜之・立教大教授(46)に聞いた。

 福音派は、救い主イエスの再臨を意味するギリシャ語「良い知らせ(エウアンゲリオン)」に由来する。もともとはプロテスタントを一般的に指す呼称だった。加藤さんは「米国の福音派」について、1970年代から政治勢力として台頭し、複数の教団、教会、個人からなる宗派の壁を超えた運動と規定する。米国民の4人に1人を占める彼らは、中絶や同性婚に反対し、60年代以降の米国社会が進めてきた多様性を重視するリベラリズムを文明的な衰退とみて徹底的に批判する。国家とキリスト教を密接に関係づけようとする動きは、キリスト教ナショナリズムと呼ばれる。

 「彼らは、家族を中心とした伝統的な西洋文明を再度復活させようと考えている。福音派と保守的なカトリックを含め、キリスト教ナショナリズムが高まりを見せている」

 トランプ氏の中東政策にも福音派の考えが影を落としているとみる。イスラエルの地は、終末論においてイエスが再臨する場所だ。米国民全体の約4割が世界は終わりつつあると信じており、福音派では6割を超えるという。聖書を「神の言葉」として絶対視する福音派の人々は、創世記12章にある「イスラエルを祝福するものは神に祝福される」という趣旨の文言を文字通り受け止めているという。

 イランに対して、米国が再度…

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