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実は利他的に生きることが、最終的には心身ともに自分自身を栄えさせることに繋がるという教えは聖書よりも古く、古代エジプト最古の教訓文学である「宰相プタハヘテプの教訓」(紀元前2400年頃)の以下の知恵に満ちた言葉にすでに見られます。
「汝の生ある限り、惜しみなく施せ。
穀倉より一度出たものは穀倉に戻るべからず。
人の要求するは、分配されるべきパンなり。
空の胃袋をもつ者は告発者となり、
攻撃する者は憎悪をかきたてる者となろう。
汝の親友をこのような者とするな。
親切こそは、権標の後に来る年において
汝のよき記念となろう」(p.205)
古代エジプトの教訓文学は、いかに生きるかを賢者が弟子に語って伝えるという共通スタイルを持っています。
多くの教訓文学が断片として現存する中、この「宰相プタハヘテプの教訓」はパリの国立古文書館にほぼ完全な形態のパピルスが保存されており、ちくま学芸文庫の『エジプト神話集成』にもその全篇が完全収録されています。
#読了
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