「国境の島」壱岐・対馬・五島~古代からの架け橋~
日本本土と大陸の中間に位置する長崎県の島は、古代からこれらを結ぶ海上交通の要衝であり、交易・交流の拠点であった。特に朝鮮半島との関わりは深く、壱岐は弥生時代、海上交易で王都を築き、対馬は中世以降、朝鮮半島との貿易と外交実務を独占し、中継貿易の拠点や迎賓地として栄えた。中国へは7~9世紀(飛鳥~平安時代)に、遣隋使、遣唐使を派遣し律令制度、仏教、文化・芸術が取り入れられ日本の国づくりや文化に大きな影響を受けた。国境の島ならではの融和と衝突を繰り返しながらも、国と国、民と民の深い絆やその痕跡が体感できる稀有な地域である。
主な施設
壱岐市立一支国博物館
「魏志倭人伝」に記された一支国の王都跡とされる原の辻遺跡や壱岐島内の遺跡に関する資料や出土品を収蔵展示している。
所在地:長崎県壱岐市芦辺町深江鶴亀触515番地1
TEL:0920-45-2731(壱岐市立一支国博物館)
ホームページ:壱岐市立一支国博物館
http://www.iki-haku.jp/
定休日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日休館)
及び12月29日~31日
※GWおよび夏休み期間中は無休
料金:一般400円、高校生300円、小中学生200円
交通:芦辺港から車で約20分
駐車場:有り(無料)
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