- 2020年1月22日に日本でレビュー済みフォーマット: 単行本Amazonで購入4世紀に成立した『華厳経』に「生命の樹」が記述され、その部分を空海が『秘密曼荼羅十住心論』に若干の手を加えて引用していることを数ヶ月前に発見した。空海が引用したのは、唐でカッバーラを学んだからだと思われる。『華厳経』が密教経典の性格を有するので、十住心の九番目に置いたのだと考えている。仏教学者はカッバーラの勉強をしないだろうから、このことに気づいた者はいない。
4世紀に「生命の樹」が記述されているのであれば、ユダヤ密教より古いエジプト密教に由来するのかも知れないと考えて、本書にそれに関する情報の片鱗が登場することを期待して読んだ。
残念ながら、文証になりそうな記述はなかった。しかし、多神教のエジプトで一神教の信仰が生まれたとする本書の結論は面白い。
ファラオの名称に対応するユダヤのリーダーの名称が示されている。
「アクエンアテン(B.C. 1358~1340)」=「アメンヘテブ4世」⇔「アブラハム」
「アイ(元は大神官)(B.C. 1331~1326)」⇔「ヨセフ」
「ラメセス1世(B.C. 1299~1297)」⇔「モーゼ」
「セティ1世(B.C. 1297~1283)」⇔「ヨシュア」
アクエンアテンが創造した一神教の信奉者がユダヤであるという本書のロジックが正しければ、『旧約聖書』が実際のエジプト史をデフォルメしたとする本書の記述にも納得できるし、神官のアイがカッバーラの原型を伝えていたのかも知れない。
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