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オルフェウス教では死後の世界をどのようにイメージしていたのでしょうか。
実はギリシアで出土した黄金の板(前5~3世紀)には、死後に出会う記憶の番人に伝えるべき合言葉が刻まれています。
以下の合言葉は敬虔なオルフェウス教徒にとって護符の役割を果たしました。
「私は大地と星芒輝く天空の子だが、私が属するのは天空の種族である。このことをあなたたちみずからも心得よ。私は渇きのために喉が乾涸びて死にそうだ。すぐに記憶の沼から流れ出ている冷たい水を与えなさい」(レオル・ソレル『オルフェウス教』、p.110-111)
ちなみに、合言葉に登場する大地はガイア(ゲー)、天空はウラノス、記憶はムネモシュネに対応しています。
このような合言葉を刻んだ黄金の板は南イタリアでも出土しており、エリアーデも『世界宗教史』で言及しています。
オルフェウス教とピタゴラス派の輪廻転生論はプラトンの『パイドン』や『ティマイオス』へと受け継がれ、中期プラトニズムを経てヘルメス文書、ナグ・ハマディ文書にも影響を与えました。
※ジャン=バティスト・カミーユ・コロー《エウリュディケを冥界から連れ戻すオルフェウス》、1861年
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