古代エジプトの墓で見つかった「インド語の落書き」
今回の研究では、エジプト南部の王家の谷にある6つの墓から、約30点の古代インド語の碑文が確認されました。
王家の谷は、紀元前16世紀から11世紀にかけて造営され、現在では世界的な考古学遺跡として知られています。
ところが西暦1世紀から3世紀ごろ、この場所はすでに古代遺跡となっており、観光地として各地から訪れる人々がいたと考えられています。
【実際に発見された古代インド人による落書きの画像がこちら】
研究に参加したローザンヌ大学のインゴ・シュトラウフ教授は、当時の王家の谷について「現在と同じように観光地だった」と評しています。
訪問者たちは墓の壁に名前やメッセージを刻み、自分が訪れた証を残していきました。
これは古代遺跡では珍しい行動ではなく、ギリシャ語やラテン語などの落書きも数多く見つかっています。
今回の研究で新たに注目されたのは、その中にインドの言語で書かれたものが含まれていたことです。
碑文は3つのインド系言語で書かれており、その半数は古タミル語でした。
これらの碑文は長い間存在が知られていたものの、言語が特定されていなかったため、内容を解読することができませんでした。
研究チームは碑文を詳しく分析し、西暦1〜3世紀のものと特定しました。
これはエジプトがローマ帝国の属州だった時代にあたります。
古代エジプトの王たちが眠る「王家の谷」。
かの有名なツタンカーメンをはじめとするファラオの墓が並ぶこの場所は、考古学の聖地として知られています。
そんな中、この神聖な墓地の壁に、2000年前のインドからの旅行者が残した“落書き”が発見されたのです。
スイス・ローザンヌ大学(University of Lausanne)は最新調査で、王家の谷の複数の墓から、古代インドの言語による碑文を数十点確認。
そして、そこに残された落書きは驚くほどシンプルな言葉でした。
「チカイ・コッランがここに来て見た」
2000年前、インドからエジプトを訪れた旅人は、王たちの墓を見学し、そして自分が来た証を壁に刻んでいったようです。
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