2026年2月3日火曜日

四国巡拝センター | 四国八十八ヶ所 | 霊場ガイド | 徳島県(阿波) | 第二十一番札所 太龍寺(たいりゅうじ)

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舎心山 常任院 しゃしんざん じょうしゅういん たいりゅうじ  第二十一番札所 太龍寺

山頂に佇む「西の高野」
御詠歌

太龍の常にすむぞやげに岩屋舎心聞持は守護のためなり

本尊

虚空蔵菩薩

真言

のうぼう あきゃしゃらばや おん ありきゃまり ぼり そわか

宗派

高野山真言宗

開基

弘法大師

お寺の歴史・全体像

阿波の三難所の一つと言われる寺は、標高約600mの山頂付近にあるが、今ではロープウェイで楽に行け、山頂駅に着けば本堂へ続く長い石段と黒門が出迎えてくれます。垣武天皇の勅願によって開かれた寺で、弘法大師が自ら刻まれた虚空蔵菩薩が御本尊として本堂に安置されています。幸福、人徳、財力、知恵を無限に授けてくれる仏様だそうです。本尊は弘法大師の御開創以来、何度かの落雷や火災などで焼失し、現在のものは嘉永5年(1852)に蜂須賀斎裕公によって再建されたものです。また、平成3年には大修理も行われ、威風堂々として参拝者を迎えています。ここは、大師が19歳の時に修行を行い、室戸岬と並んで青年時代の思想形成に大きな影響を与えた場所です。

お寺について

立ち寄りスポット

太龍寺までのアクセス

JR桑野駅前から国道195号線を西へ。右手に喫茶店(カントリーロード)を見て、次の信号を右折すれば太龍寺ロープウェイ乗り場に着きます。

  • JR桑野駅から車で約15分
  • 徳島インターチェンジからは約1時間35分
  • 第二十二番札所の平等寺まで車で約25分
太龍寺
住所 : 徳島県阿南市加茂町龍山2
TEL : 08846-2-2021
寝坊 : なし
駐車場 : あり(ロープウェイ山麓駅乗り場前・ロープウェイで境内まで約10分、無料、200台)

弘法大師が延暦11年(792)、41歳の時にこの地に訪れ、母君が厄年にあたるため、一心不乱に厄除祈願をしていました。すると、空中に五色の瑞雲がたなびき、その中にあらわれた梵字は薬師如来に姿を変え、光明が四方に輝きました。そこで弘法大師が加持水を求めて杖で井戸を掘ると、乳白色の水が湧き出しました。その霊水で身を清められた大師は100日間修行の後に薬師如来像を刻み、本尊として安置しました。そして、この乳白色の水によって、人々が平等に救済されますように・・・と寺号を平等寺と定めたのだといいます。以後、寺は大規模に栄えたが、天正年間に土佐の長宗我部の兵火にあって焼失。その後、江戸時代中期に再興され、現在に至っています。

仁王門を入ると、鐘桜堂と大師堂があり、大師が杖で掘った霊水が湧いている井戸の横から男坂を上がると、本堂があります。その左手の不動堂から女坂を下りれば観音堂です。大師が母君の厄除けを祈願していたことがこの寺の開創の由来であることから、男坂と女坂はそれぞれの厄年の数の段数になっており、1段1段に一円玉のお賽銭を置いてく人も多いです。

お寺について

  • 本堂

    本堂の裏はすぐに山肌で、そこに包まれるように建っています。天井画が見事です。また、本堂には3台のいざり車が奉納されています。大正・昭和の時代に、医者にも見放された足の不自由な人が巡礼の旅を始め、この寺で霊験をさずかって足が治ったといいます。その記念として奉納されたもので、他にも松葉杖などが奉納されています。ここは健脚に霊験あらたかな寺なのだそうです。

  • 開運鏡の井戸

    開運鏡の井戸

    瑞雲の中の金色の梵字から薬師如来が現れた時、大師が杖で掘った井戸です。その時は乳白色の水だったようですが、現在は無色透明です。いまでもどんな日照りにも枯れることなく、こんこんと水が湧き出ています。万病に効くという「弘法の霊水」として知られ、持ち帰ることもできます。

  • 本堂の天井絵

    本堂の天井絵

    本堂に入って見上げると、天井にはたくさんの草花を描いた天井画を見ることができます。長い年月を経た今でも緑、赤、黄色などの鮮やかな色彩を放っています。

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