2025年12月28日日曜日

最初に創造されたのは本当にアダムだったのでしょうか。 実はナグ・ハマディ文書中解読が最難関として有名な『この世の起源について』(3世紀後半~4世紀初頭、アレクサンドリア)には、エヴァこそが最初に神のソフィア(知恵)を授けられた神的存在だったという驚くべき伝承が記録されています。

 
 
鈴村智久 Tomohisa Suzumura
⁦‪@SUZUMURA_Inc‬⁩
最初に創造されたのは本当にアダムだったのでしょうか。
実はナグ・ハマディ文書中解読が最難関として有名な『この世の起源について』(3世紀後半~4世紀初頭、アレクサンドリア)には、エヴァこそが最初に神のソフィア(知恵)を授けられた神的存在だったという驚くべき伝承が記録されています。 pic.x.com/zEWBurcGjk
 
2025/12/27 22:15
 
 
最初に創造されたのは本当にアダムだったのでしょうか。
実はナグ・ハマディ文書中解読が最難関として有名な『この世の起源について』(3世紀後半~4世紀初頭、アレクサンドリア)には、エヴァこそが最初に神のソフィア(知恵)を授けられた神的存在だったという驚くべき伝承が記録されています。

§72「彼女(ソフィア)は(その光の)滴を初めに女の身体にかたちづくった。その後で、その身体をかつて出現した母の模像にかたちづくった。それは十二箇月を経て全きものとなった。一人の男女なる人間が生まれたのである。すなわち、ギリシア人たちがヘルマフロディテースと呼ぶ者が。しかし、彼の母親のことをヘブライ人たちは生命(ゾーエー)のエヴァ、すなわち、生命の教示者と呼んでいる」(『ナグ・ハマディ文書 Ⅰ』、大貫隆訳、p.179)

さらに§74では、「ところでエヴァは最初の乙女である。彼女が夫なしに産んだとすれば、彼女こそは自分で自分の助産婦を務めた者である」(p.180)とまで述べられています。
ここはグノーシス主義神話がいかにソフィアという女性原理に貫かれているかが明瞭に伝わる箇所で、何度読み返しても神秘的な感慨を抱いてしまいます。

※ウィリアム・ブレイク《蛇に誘惑されたエヴァ》(1799-1800年)

#読了
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鈴村智久 Tomohisa SuzumuraさんによるXでのポスト

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